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盗賊(本物)に会いに行くツアーinインド

By ono   2008年7月13日


Bandit tours offered in Indian state

20080713.jpg えーと…なんというテーマパークですか?という感じですが、それはちょっと物騒すぎるだろというニュースがインドから。元ニュース見出しの直訳が以下。

インドの犯罪で荒らされている地域に観光客を増やすため、元盗賊の人たちがガイドツアーとして雇われています。

 デイリーテレグラフの記事なのですが、インドでは悪名高い犯罪者の伝説を体験することのできる、という触れ込みのツアーで何千人もの観光客を獲得することを狙っているようなのですね。インドではいまだに広範囲にわたる強盗団は多くの貧しい人たちの英雄であり、むしろ村の住人達によって保護されているんだとか。20年にわたって180人以上の人を殺したという、私設軍隊を率いるVeraappenもそういった英雄の一人だそうです。
 本や映画にもなったプーラン・デーヴィーこと「女盗賊プーラン」もその一人ですが、彼女はカースト制度において位の高いインド人を多く殺害した後に刑務所から開放され、後に国会議員にもなった方。この人も非常に民衆に人気があることで知られているそうです。
 肝心の観光ツアーの計画ですが、最近引き渡されたという盗賊が政府官僚の注意深い監視の下で訪問客を楽しませるように案内するんだとか。
 「皆さんはチャムバル・バレーの最悪の犯罪現場へ連れて行かれ、犯罪者一味に会い、彼らについて住んでいる場所や最悪の犯罪の現場へと連れて行かれます。」うわーなんて楽しそうなんだ
 旅行代理店では以下のようにコメント。
 「チャムバル銀行で盗賊と一緒に朝の一杯をやるなんていうアイデアは、観光客にアピールするでしょう。」
 チャムバル・バレーはそうした”真実に基づいた犯罪”を求めている人たちを失望させないだろうと記事では書かれています。この地域はいまだに盗賊の暴力や犯罪が行われている地域で、定期的に警察との間で撃ち合いがあるんだそうです。TDLのウエスタンランドなんか問題にならないね!先月もこの地域で最も恐れられているという盗賊のディープ・チャンドが警察との銃撃戦で死亡したそうですよ。
 もうね、どこから突っ込んでいいのやら…。銃撃戦が日常茶飯事という物騒なエリアに、敢えて本物の盗賊に会いに行こうというなんとも恐ろしいツアーが普通に企画されてるわけですが、なんか自分で記事を書いているうちにちょっぴり行きたくなってしまったから危険です。ぬるいテーマパークに飽きた方はこういうツアーに参加してみるのもいいかもしれませんよ

<ネタ元:Telegraph.co.uk


2 Responses so far

凄まじいツアーですね
平和ボケした日本人を安全にツアーすると大金がもらえると
信頼を勝ち取るようになればいいのですが
「ツアーやるより本人達から奪えばいーじゃん、だって俺ら盗賊だしw」
というヤツが一人でもいたら破綻してしまう

>ツアーやるより本人達から奪えばいーじゃん
ほんとそうなりますよね(笑)
銃撃戦が日常茶飯事らしいし、流れ弾に当たっても死ぬかもしれないよね。
でも死人が出るまでは普通に続けられそうですね…

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