By ono
■怪しいバッグを持った男
バカなの?というわけでアメリカはフロリダ州からのニュースです。「ドラッグを持ってます」と書いてあるTシャツを着ている男性を職質したら本当にドラッグを所持していて逮捕されるという事案が発生しました。
事件が起きたのは今週月曜日。バスコー郡警察の報告によれば、この日ハドソンにあるKマートストアの店内において、ジョン・バルマー(50歳、↑写真の男)が青いバッグを手渡そうとしているところを目撃されました。相手の方はバッグを受け取るのを拒否するような仕草をしていたそうです。
この様子を見かけた警官がバルマーを注意深く観察していると、彼はバッグを地面に置き、現金を取り出すとレジで買ったものの支払いをしていたとのことです。バルマーの着ているTシャツにはこう書かれていました。
Who needs drugs? No, seriously, I have drugs.
(意訳:ドラッグなんていらないよ。俺は正直、持ってるからね。)
何となく怪しいと思った警官がバルマーに近づき、かばんの中身を見せるよう要求。中には予想通りマリファナとメタンフェタミンが入っており、逮捕されることとなったのでした。現在彼にはメタンフェタミン及び20グラム以下のマリファナの所有の嫌疑がかけられています。
Tシャツは自分の主義主張を表すメッセージってよく言われますけど、これはあまりにもストレートでしたな。警察にとってはわかりやすくてありがたいけどね!
<ネタ元:Police: Meth suspect wore ‘I have drugs’ T-shirt>
By ono
■車内でカッカと燃えている
DIYもここまで来ると別次元ですな。というわけで中国は広東省、江城区からのニュース。ガソリンを節約するために車内でストーブを焚いている女性が話題になっています。
写真の女性はリー・シゥファンさん(54)。彼女は車で移動しながら、街角でウィンドウォッシャー液や不凍液などを売っています。車の内部は写真(↑)の通り。助手席のシートが思いっきり取り外されており、そこに石炭ストーブが据え付けられているのです。
気になるのは排気ですが、ストーブからは煙突が延びており、窓から外へ排気するようになっています。寒い冬の間、車内を暖めるためにはエンジンを回しておかなければならず、ガソリン代もバカになりません。それで車内にストーブを置くことを思いついたそうです。
■夫が倒れて仕方なく
シゥファンさんには夫がいるのですが最近脳の病気を患い、思うように働けなくなってしまいました。2人の子どもを持つ彼女は外で移動販売をすることを考えていたところ、親切な親戚が車を貸してくれたのだそうです。ストーブだと中で簡単な調理もできるので一石二鳥なんだとか。
外観はこんな感じ。
窓から煙突が突き出してる感じがアナーキー。しかし人から借りた車でこんなことしちゃっていいんだろうか・・・?と思ったのですが、どうやら中にストーブを置くのは車を貸してくれた親戚の人のアイデア何だとか。みんなクレイジーだね!
<ネタ元:Woman installs stove in her car to keep warm、车内点煤炉自制取暖神器>
By ono
■突然の発作、救助に向かう男性
新年最初の記事くらいはちょっといい話系でいきましょう。ということでオーストラリアからのニュースです。発作で溺れた男性を助けたところ、なんと生き別れになって10数年経っている息子だったという出来事がありました。
先日、ベンジ・ベーカー(21)はオーストラリアはシドニーのボンダイ・ビーチでガールフレンドと一緒にカヤックを楽しんでいました。ところが、ベンジは海上で突然てんかんの発作を起こしたのです。彼はけいれんを起こすと水中へと転落してしまいました。
この時、たまたまビーチを歩いていたフィル・ベーカー(62)という男性がいました。彼はベンジが溺れているのを見ると、すぐさま海へ飛び込んだのです。
■忘れもしない息子の顔
彼はこの時のことをこうコメントしています。
「溺れている男性を見て、すぐに来ていたTシャツを脱ぐと持っていたキーを砂の上に放り投げ、海に飛び込みました。彼が激しく震えていたのを覚えています。一緒にいたビーチのインストラクターと協力して、私は男を浜へと救出したんです。」
フィルさんは一息つくと今しがた救った男性を良く観察して、あることに気が付きました。そしてインストラクターに尋ねたのです。
「ところで、彼の名前は何というのですか。・・・え?ベンジ!?」
やっぱり。今彼が助けたのは、ベンジ・ベーカー。妻と離婚して離ればなれになって以来、10年以上会っていない、自分の息子だったのです。
「私はもう一度彼の呼吸と脈をチェックすると、話しかけました。”ベンジ、私だ。父さんだよ。もう大丈夫だからな。”ってね。」
■たまたまオーストラリアを旅行中だったベンジさん
実はベンジさんがオーストラリアで生まれて間もなく、両親が離婚してしまい、彼は母親と一緒に英国へ渡りました。彼が8歳になるまでは手紙の中で写真のやり取りはしていたのですが、その後連絡は途絶え、13年が経過していました。ベンジさんはこう語っています。
「不思議で、おかしくて、感動的で。そんな感じだったよ。不思議だったのは、目を開けてすぐにそこにいるのがお父さんだって自然に理解できたことなんです。まるで何年も会っていない友人同士が久しぶりに顔を合わせたらすぐに通じ合えるような、そんな感覚でしょうかね。」
ベンジさんは数ヶ月前からバックパッカーとしてオーストラリア各地を旅行している最中でした。事故当時一緒にいたガールフルンドも、たまたまボンダイ・ビーチで知り合った女性とのこと。シドニーは彼にとって多くの出会いをくれた街になりましたね。
<ネタ元:Hero who helped save me from drowning is my LONG LOST DAD>