By ono
■あなたのウンチが燃料に
なんというか、非常にダイレクトなデザインですね!というわけでイギリスからのニュース。人の排泄物や食品廃棄物から出るメタンガスで走るバスが定期運行することになりましたよ。
このバスが走るのはイギリスのブリストル。市内のバイオメタンガスを生成する工場で燃料を生産するそうです。ここには3万2千以上の家庭からウンチなどの排泄物が集まってくる予定です。
バスの運行は今月25日スタートの予定です。車体の方は今週の火曜日に公開されており、市内のクリブス・コーズウェイからストックウッドまでの区間を週4日間走ります。
■都市部を走るのが重要なんだ
運行会社のマネージング・ディレクターを務めるジェイムズ・フリードマン氏は、この試みが成功すれば、もっとバスを増やしていけるとして、こうコメントしています。
「昨年初めてスタートした時、バイオバスは世界的にも大きな注目を浴びました。そしてその第2弾としてバスの運行を都市部へと持ってくることが重要だったのです。昨年のバイオバスはブリストルと空港の間だけを走り、しかも一時的なものでした。
このバスが都市部の中心を走るということが必要なんです。多くの人の目につくことによって、バスが何によって給油されているのか、環境のために何ができるのか、そういった議論をするきっかけにもなるわけですから。」
なるほど!環境のことを考えてもらうという意義もあるわけですね。デザインが↑ああなのは別にふざけている訳ではないよ、ということなのですね。メタンガスといっても臭いはまったく無いようです。ちなみに私が住んでいる街では以前廃油から精製されたバイオディーゼルを燃料にしたバスが走っていたのですが、排気を嗅ぐとちょっぴり揚げ物の臭いがしました。あれはあれでありだと思うんだよね!あれ何の話だっけ
<ネタ元:Britain’s first ‘poo bus’ set for launch>
By ono
■突然の異臭騒ぎ
飛んでる間は窓を開けられないものね!というわけでイギリスからのニュースです。トイレからの臭いがあまりに強烈過ぎて飛行機が緊急着陸、という出来事がありました。
事件が起きたのは先週の木曜日。ロンドンのヒースロー空港を離陸したブリティッシュ・エアウェイズの旅客機はドバイへと向かっていました。ところが、出発してから30分程が過ぎた頃、機内に強烈な臭いが漂い始めたと言います。
イギリスで議員を務めるアビシェック・サチデーブさんがこの時の様子をツイートして話題になりました。こんな感じ。
冗談じゃない!トイレのウンチの匂いがひどいからって、飛行機がヒースローへ戻るっていうんだ!次のフライトは15時間後だよ・・・
それは残念でしたね・・・。また、アビシェックさんはメディアの取材に対し、こう答えています。
「スタッフの方は、問題が液状の排泄物によるものだと言いました。彼らの説明によればですけどね。決して飛行機の技術的な問題ではないと。そこのところは非常に頑なに否定していましたよ。」
機体にトラブルがあったわけじゃないんです!ウンチが!ウンチがあまりに臭すぎたので!ということなのでしょうか。実際非常に強烈な異臭を放っていたようですし、安全のために引き返すのは仕方ないことだったのでしょうね。
■機体のトラブルではありません
ブリティッシュ・エアラインズは今回の件に関しこうコメント。
「乗客の皆様に不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありません。皆様にはホテルなどの宿泊設備をご用意し、翌日出発できるよう、フライトの予定を変更させていただきました。」
この手のトラブルにしては珍しく、会社側が素直に謝っています。ちなみに異臭騒ぎを起こすほどの臭いウンチをされた乗客については情報を公表していないとのこと。”液状の排泄物”・・・下痢、ですかね・・・。もれたとか飛び散ったとか・・・ああ、考えたくない!
<ネタ元:British Airways Flight Reportedly Forced To Land Because Of ‘Smelly Poo’>
By ono
■突然氷が流れ始めた
乗っているのがシロクマだったら、温暖化防止のキャンペーンポスターみたいになるんだけどなあ。というわけで、アメリカはウィスコンシン州からのニュースです。湖に貼った氷に乗ったらそのまま流されてしまった男子2人がいたようです。
写真で遠くに見えているのはウィスコンシン州ラシーヌに住む17歳と18歳の男子。事件が起きたのは先週の土曜日、午後12時40分頃でした。ミシガン湖の西岸、ラシーヌ側の湖面が凍っていたため、2人が面白がって湖面の上に歩いて行ったのですが、2人の乗っかっている部分の氷だけが岸から離れ、そのまま沖へと漂って行ってしまったのです。
2人はもうどうして良いかわかりません。湖に飛び込むこともできず、そのまま流されて行きます。彼らの様子を聞きつけ、通報を受けた消防隊員が湖岸へ着いた時、氷塊は既に数十メートル岸から離れてしまっていました。消防士はキノーシャの沿岸警備隊にも救助を要請、スキューバダイビングのスーツを付けた警備隊員が湖へ飛び込み、氷塊を岸へと押して戻してあげたそうです。幸い2人とも怪我などはなく無事でした。
↑写真の全景はこんな感じ。
■今年は珍しく大規模な氷結
事件が起きた場所はラシーヌ動物園の裏にある湖岸で、今時期はどこまでが陸でどこからが氷なのかがわかりづらくなっており、注意してほしいとのことです。また、今週はセント・クレア湖を歩いて渡ろうとしている人が見つかり、連れ戻されるという事案もあったようです。
ミシガン湖では、昔は湖面の大部分が冬の間凍結し、最大で94.7%が氷で覆われた記録(1979年)があります。ただし、最近は冬の寒さが厳しくなくなり、これほど湖が凍ることは近年なくなりました。ところが2014の冬からは再び寒さが厳しくなり、今年の3月は最大で92.2%が凍り付くという久々の凍結具合を見せたため、ついつい湖面を歩いてみる人が出て来たのかもしれませんね。
私は北海道に住んでいるんですが、そういえば流氷を見に行ったことが無いなあ。一度乗って流されてみたいもんだとかいつも思うんですけどねえ・・・
<ネタ元:Teens begin floating away into in Lake Michigan on a tiny iceberg>
By ono
■テレビを消しなさい!
こんなお母さんだったら絶対逆らわないけどね。というわけで、アメリカはイリノイ州からのニュース。テレビばっかり観ている子どもにキレた母親が、ライフル銃でテレビを撃つという事件が起きました。
事件が起きたのは1月20日。ジェニファー・アルリーさん(↑写真)の自宅です。調べによれば、この日、15歳と11歳、6歳の3人の子どもが一緒に部屋でテレビを観ていました。内容は音楽番組で、ミュージックビデオが流れていたと言います。子どもの1人はこうコメントしてくれました。
「ママは何も言わなかったよ。突然僕たちの部屋へ入って来て、テレビをライフル銃で撃ち始めたんです。」
ちなみにライフル銃の種類はルガー22ロングライフル。これですね。
こんなの母親が持って来たら軽くトラウマだわ。
■噂を聞きつけ警察が
幸いなことに、銃弾や飛び散ったガラスの破片などで怪我をした子どもはいませんでした。この時は特に警察沙汰にはならなかったのですが、その話を聞いたイリノイ警察がジェニファーさんの家を訪問。破壊されたテレビやライフル銃、銃弾などを見つけたのです。その結果、ジェニファーさんは銃の軽はずみな発砲、許可の無い銃の不法所持、子どもを危険に晒したこと、という3つの容疑がかけられることとなりました。
ジェニファーさんは子ども達にテレビを見る時間を減らしてほしかったと主張しており、無罪を訴えています。また、現在子ども達は親戚の元に身を寄せているとのことです。
そもそも上の写真が怖いです。映画「シリアル・ママ」を地でいく感じと言いましょうか。もちろん、子どもといえども時には厳しく接しなければいけない訳で、これがそうなんだと言われればそういう教育も有りかも・・・・ないわ。
<ネタ元:Jennifer Ullery Allegedly Shoots TV Because Kids Are Couch Potatoes>
By ono
■今日も彼はバイカル湖へ
「何を描くか」よりも、「どこで描くか」が大事なときってありますよね。というわけでロシアからのニュース。水中の景色を描くために、わざわざ湖にダイビングして油彩にチャレンジしている男性がいるそうです。
この方はロシア人アーティスト、ユーリ・アレクセイエフさん(49)です。バイカル湖のに近い村に住んでいるユーリさんは、湖を利用して水中ペインティングに挑戦しています。ボンベを背負って潜り、90分は絵を描くことができるそうです。
■水中で描く難しさ
彼は一般的な油絵の具を使用しているそうですが、たしかに油彩なら水に溶けないので水中で描くことは可能なんですね。彼はこうコメントしています。
「バイカルの湖底で絵を描く上で最大の障害は、技術的なものよりも温度が一番大変なんだ。摂氏1度という寒さの中で厚手の手袋をつけて描かなければならないし、ここまで寒いと絵の具が固くなってしまうしね。」
なるほど。他にも水中ならではの問題というのもあるようですよ。
「他にも、水中では錯視が起きるので、ものが実際よりも大きく見えたりするし、湖面から入ってくる光で色が全然変わって見えてしまうんだ。」
地上で描くのとはだいぶ勝手が違うみたいです。そんな中、今回彼が完成させたのがこちらの作品です。
確かに、水中で見ている時(↑の写真)とは色が全然変わって見えますね。
■水中で得られるものは
今回ユーリさんを撮影したのは水中カメラマンのアンドレイ・ネクラーソフさん。彼はユーリさんのアートに驚きを感じたと言い、こう述べています。
「最初は何故あんなことをやっているのかわかりませんでした。地上の快適なアトリエやスタジオで、僕らは絵を描いたり写真を撮ったりできる訳ですからね。でも、水中の世界には全く雑音がなくて、世界の近くは地上とは完全に違うものなんです。水中で得られるインスピレーションは、他のどこで得ることもできないと思いますよ。」
うーん、確かに水中っていう環境は特殊なものかもしれませんね。ちなみにユーリさんが絵を描いているところを撮影した映像がこちらです。
<ネタ元:Artist paints at the bottom of a lake>