Philippines court ends 10-year legal row over cake
フィリピンからのニュース。結婚披露宴の際に出されたウェディングケーキのできがあまりにも悪く、精神的な損害を被ったとしてケーキ店に対し裁判を起こしていた夫婦がいたのですが、裁判10年目にしてようやく決着。ずいぶんと大事になっちゃってますが、一体どういうことなのでしょう?
ことの起こりは10年前の1997年。エドガルド・アベニーナとその妻ステファニーは6月に行われた結婚式の後、ケーキ屋を告訴。5段重ねのオレンジシフォン・フォンダンケーキが注文したものと違うとして訴えたのです。賠償金は5万ペソ(約13万円)。ケーキが傾いていて、けばけばしいオレンジ色だったために、二人はそれが原因で「当惑、屈辱、精神的な苦悶、重大な不安と眠れない夜」が引き起こされたというんですな。さすがに法廷も我慢の限界だったのか、10年目の今年になって裁判を投げるように決着。店側には悪意はなかったということで決定。また、裁判官の指摘によると、「結婚式の写真を見る限りではケーキは良い状態に見える」、「新郎新婦がケーキを切っている間微笑んでいることとその一部を結局食べたこと」が決定打となったようです。
ただし、店側にも4775ペソをケーキの代金として二人に払うようにという命令が出ました。返金ということですね。しかし10年間も何やってたんだろこの人たち?
<ネタ元:Offbeat-AFP>