2007年09月13日

■浮気用アリバイ請け負いサービス登場inフランス

Web service gives alibis for adulterers
 フランスからのニュース。浮気・不倫などの不正行為(?)が発覚することを隠すためのヘルプサービスがフランスで始まったそうですよ。私立探偵をしていたレジーヌさんが創立した会社「Ibila(イビラ:アリバイAlibiのスペルを反対にしたものですね)」で、ネット上に拠点を置くというこの企業は”偽の週末のセミナーの招待状”、”職場からの偽の緊急通報”、”存在しない結婚式への招待”などなど、旦那(もしくは妻)がいないことを正当化するあらゆるものを提供してくれるそうです。頼もしいですね。ちょっと長くなってしまったので、サービスの詳細は”続きを読む”からどうぞ。

 レジーヌさん(女性です)曰く、このサービスはカップルや夫婦に気づかれない浮気を可能にすることで、配偶者などを守ることが目的だそうです。以下彼女のコメント。
 「アリバイがきちんと成立していて、配偶者が何も疑うことがなければ、結婚を継続することが可能なのです。」
 利用方法はネットからで、特定の日付と時間のアリバイを要求すると、それに見合うようにクライアントの職業や個人の状況を考慮して”弁解”を作り出すんだとか。レジーヌさんとそのスタッフが、偽のホテルやレストランの領収証や他の種類を作り出し、彼女が言うところの「ちょっとした嘘」を提供するんだとか。他にも、もし参加していないセミナーに出たことにしたい場合、そのセミナーでもらえるであろうペンや帽子、Tシャツなども製作するそうですよ。
 個人情報が絡むために過去の事例を言うことはできない、と前置きした上で、レジーヌさんは一件の例を教えてくれています。仮に「ジェラルディーン」と呼ぶ女性です。
 このジェラルディーンさんは、厳格な男性と結婚していたのですが、海外生活をしていてたまたま自分の町に来ていた過去のボーイフレンドと1時間だけ会いに出かけたかったんだそうです。
 「その男性は彼女が生涯をかけて愛した人でした。だから、彼女は男性に会わなければいけなかったんです」とレジーヌさん。そこでイビラスタッフと彼らは計画を準備しました。
 ジェラルディーンは自動車学校を所有していたので、レジーヌさんは指定された日に、翌日の運転免許試験の前に直前の訓練を受けたいと学生のふりをして電話。
 「夫はそれを認めたどころか、彼女のためにガレージから車を出すとまで言ってくれたそうです。」みごと外出成功と言うわけですね。

 さて、気になる料金のほうは、ジェラルディーンのような簡単な弁明は19ユーロ(約3千円)、より精巧で時間のかかるアリバイについては150ユーロ(約2万4千円)以上になるそうです。彼女の説明によると、自身が作った架空のホテルやレストランからにせものの書類を作成しており、実際の施設の書類に手を加えて偽造しているいるわけではないので、仕事としては公明正大であるとしています。また、クライアントにはそれらの作成した書類をフランス政府を欺くためなどには決して使わないと誓う文書に署名してもらっているんだそうですよ。ま、確かに架空の請求書乱発して脱税とかされても困るしね。クライアントの要望によっては秘密の旅行のためにホテルのブッキングや電車・飛行機の予約も請け負うとか。プレゼントを買うことも受け付けていて、花、香水、チョコレートなどの後から見たら疑わしい買い物も、後から銀行の記録に出てこなくて住むようにしてくれるそうです。
 レジーヌさんによると、顧客のうち60%は男性であるそうです。年齢層は25歳から60歳と幅広いようですが、主に40台の中ごろが主力だとか。レジーヌさん自身は「非常に友好的な」離婚の後で2年前に再婚。自分の今の仕事について夫がどう思うかと聞かれ、答えは「彼は、私がおかしなことを考えていると思っているようですね。」
 レジーヌさん自身がそういうちょっと怪しげなメールの招待状や電話を受けたとき、夫は疑わしく思うでしょうか?と聞かれると、「いいえ、彼は私を完全に信用していますので。それに、私も彼を信用しています。彼が不正なことをしていたら、私はすぐに見破れるでしょうね。」ということです。

 ちなみにレジーヌさんは50歳で2児の母。こういったアリバイ偽装サービスはヨーロッパで2番目だということです。日本だと、逆の不倫相手に対する「分かれさせ屋」みたいのはあるけど、不倫や浮気を秘密裏にバックアップするサービスってないかもね。意外と日本ではビジネスチャンスかもよ!
<ネタ元:Oddnews-AP

投稿者 ono takuya : 2007年09月13日 13:11 | トラックバック