2007年12月26日

■天国からクリスマスカードが届く

Getting the last laugh
 アメリカはオレゴン州からのニュース。くだらない、おバカなニュースを身上としているこのブログではあまり本意ではないんですけど(笑)、死んだ方が天国からクリスマスカードを届けたというちょっといい話です。
 今年のクリスマス、10月に88歳で亡くなったチェット・フィッチさんというおじいちゃんから家族と友人にクリスマスカードが届いたのです。全部で34通。生前いたずら好きで知られていたというフィッチさん、カードの住所は”天国”になっていました。当然誰もが驚いたそうです。カードに書かれていた文章の紹介は”続きを読む”で。

”私はお偉いさんにちょっとだけ下界に戻ってカードを出してもいいか聞いてみたんだ。最初は「ノー」だったんだけど、執拗に頼んだら最後にはオーケーしてくれたよ。お偉いさんは「急いで行って来い。あっちでぐずぐずするなよ」ってね。こっちの話をしたいんだけど、説明できないんだ。彼がこんな時間をくれるのは初めてのことだって言うから、すぐ戻らなくちゃいけない。調子にのるわけにはいかないんだ。君にはたぶんすぐに会えるだろうね(君が思っているよりも早くね)。素敵なクリスマスを。チェット・フィッチ”

 うーん、死後にちゃんとクリスマスカードが届くようにしておくなんて、粋なじいちゃんだねえ。カードをもらった、25年来の友人だというデビー・ハンセン・バーナードさん曰く、
 「こう思ったわね。”ほんと嫌なやつ”って。」たぶん、”嫌なやつ”の後には(笑)がついていたんでしょうね。
 もちろんフィッチさん最後のいたずらにはちゃんと仕掛けがあり、彼は友人のパティー・ディーンさん(57)に生前カードを送る名簿と切手代を渡して頼んでおいたようです。郵便料金が変わったらきちんと差額分を渡すという徹底ぶりで。この秋、フィッチさんはパティーさんにこう言っていました。
 「いい加減飽き飽きしたでしょ。でも今年中にはあのカードが出せると思うよ。」フィッチさんはその一週間後に亡くなったそうです。死に際してのいたずらというと、以前死亡通知の代わりに自分の墓地への住所変更届を出した人がいましたね。せっかくならこういう茶目っ気を残して死にたいもんです。管理人が死んだときは遺言状にこう書いておくかな。
「葬式はマカロニ・ウエスタン調でしめやかに執り行うこと」。どんな風になるか楽しみだなー
参考:ジョーカーのラストギャグ
<ネタ元:UPI.com

投稿者 ono takuya : 2007年12月26日 13:06 | トラックバック