By ono
■みんなに会いに行くよ
SNSが彼女を勇気づけたんだ。ということでアメリカはイリノイ州からのニュース。広場恐怖症という病で家から外に出ることのできなかった女性が一大決心、「フェイスブックの友達全員に会いに行く旅」を成功させたそうです。
彼女はアーリン・プレッサー、51歳。アゴラフォビア、「広場恐怖症」という障害を患っています。「広場恐怖症(ひろばきょうふしょう)とは、『もし不安発作が起きたら…』と恐れ、また、そこに人だかりのできることを恐れる恐怖症で、人の多い広場や逃げ場のない公共の場所などへ行くことができないという症状なのです。そのため、旅行など遠くへ出かけることが極端に難しく、彼女はこれまでほとんど自宅から出られずに暮らしてきました。
そんな彼女にも近年フェイスブックを始めることで外界の人たちと親しくなる機会ができました。世界各国に300人以上の友人ができた頃、彼女の中に”外へ出て人と交流したい”という欲求が消せなくなっていったのですね。
■一念発起、家を出ることに
ある日彼女はその想いを行動に移そうと決心しました。それが2010年の暮れです。プロジェクト名を「フェイス・トゥ・フェイスブック」と名付け、当時325人いたフェイスブックのフレンド全てを訪ねて歩こうと決めたのです。
それは壮大な旅になりました。現在までに訪れた国が13ヶ国、39回飛行機に乗りました。台湾、韓国、フィリピン、ドバイ、イタリア…。今まで恐怖症のおかげで飛行機にも乗れなかったアーリンさんにはとても大変な行程だったようです。それでも、292人と実際に合うことができました。当初の予定の90%が達成されたわけですね。
最初の踏ん切りがつくまでの自分を振り返り、アーリンさんはこうコメントしています。
「強く思ったのは、息子たちが独り立ちしてからこっち、私はずっと一人で、長いことただパソコンの前に座って時間を費やしてきたんだってことを認識したんです。」
■オペラを勉強したり、ボディーガードの訓練を受けたり
もちろん、たくさんいるフェイスブック上の友人全てが彼女の提案を快く引き受けてくれたわけではありませんでした。再三の提案を無視する人もいれば彼女を友達から外してしまう人、もちろん亡くなってしまった人なども何人かいたようです。また、彼女は広場恐怖症があるため常にパニックに陥る危険性もあり、常に付き添いが誰か付かなければならないという確認もとらなければなりませんでした。
それでも結果的にこの度は彼女に様々なエキサイティングな出会いをもたらしたようです。ある所ではサーベルでシャンパンのコルクを開ける方法を伝授されたり、オペラを教えてもらったり、ボディーガードの訓練を受けたり、カリフォルニアで登山したり。
自分の持つ恐怖症を克服して旅に出る。素敵な挑戦ですよね。つい忘れてしまいがちだけど、ネットワークの向こうにいるのは常に生身の人間であって、だからこそ出会いが生まれるんだ。彼女の挑戦が有名になってからフレンド数は一気に増加。現在は3000人を超えるまでになりました。ひょっとしたら彼女の旅は終わらないかもしれませんね。
VIDEO
参考:アーリン・プレッサーさんのFacebookページ
<ネタ元:odditycentral.com >
By ono
■1ミリグラムでいいんです
もう何にでも効いちゃうんじゃないだろうか。というわけで、イギリスからのニュースです。テレビで有名なガーデニングの専門家が、「バイアグラは植物を元気にする」という研究を発表し話題になっております。
この方はデイビッド・ドモニー氏。チャンネル5などの番組でガーデニング番組に出演している有名人です。彼曰く、”1ミリグラムのバイアグラを与えるだけで植物はキリッと立ち上がり、活動の幅を広げる”というのですね。
「信じがたいかもしれないが、バイアグラと植物の活性化には関係があるんだ。切って花瓶にさした花が弱ってきたときなど、とても効果的です。ちなみにアスピリンを溶かしたものなども同じ効果があるんですよ。」というわけです。
■大事なのは一酸化窒素
バイアグラは人間に対して血管を弛緩させ、ペニスの血流を増やし、ホルモンを放出させることによって何かしらの効果が期待できちゃうわけですが、バイアグラには多くの一酸化窒素が含まれており、それが植物の活性化にも作用するということのようです。
植物は一酸化窒素によって自身の免疫力を高めるのだとか何とか。バイアグラによるこの効能はオーストラリアの科学者が最初に発見し、ブリティッシュ・メディカルジャーナルで発表されたようで、これを広めているのがドモニー氏、ということのようですね。
…というわけで、花瓶などに生けておいたお花が弱ってきた際には、ご家庭にあるコンドームをちょっぴり砕いて入れてあげるとあら、お手軽に元気になったじゃないということで皆様にも是非お試しいただきたいところです。っていうかガーデニングをやってるような普通の家庭にバイアグラってそうそう転がってるもんなの!?イギリスってそんな感じなの!?
<ネタ元:web.orange.co.uk >
By ono
■帰りが遅くなったらこれでシュッと?
アフターケアも万全ってことでしょうか。南アフリカからのニュース。ケープタウンにあるストリップクラブが、新たなフレグランスを自社開発。遅く家に帰った言い訳をリアルにするための「アリバイ用香水」が発売中、そして大好評です。
さて、この香水は3種類。↑写真の通り、左から
・We were out sailing.(友達と海釣りに行ってた)
・My car broken down.(車が壊れちゃって)
・I was working late.(遅くまで仕事していたので)
の3種類。お値段はそれぞれ24ポンド(2800円程)。「友達と海釣りに行ってた」には潮、日焼け止め、ロープの香りを調合。「車が壊れちゃって」にはガソリン、焼けたゴム、グリスと鉄の香り。そして一番多く使いそうな?「遅くまで仕事していた」はコーヒー、ウールのスーツ、タバコとインクの香りがするそうです。開発・発売しているのはケープタウンのストリップクラブ、マーベリックス。クラブからそのまま帰るとアルコールや香水の臭いがプンプンしてしまうため、そこをなんとかごまかしてあげようという親切心で開発したもよう。商品は直接クラブで販売しているそうなのですが、最近は海外からも怒涛のようにオーダーが来ているのだとか。
クラブ・オーナーのシェーン・ハリソン氏はこうコメントしています。
「男の人っていうのはね、こういう商品が欲しくてたまらないんだと思うよ。」
ストリップ・クラブに行ったらどんな香りがつくのかはちょっと分かりませんが、ファブリーズだと逆に怪しまれそうだなという方はこういうフレグランスも用意しておくといいのかも知れません。といっても南アでしか売ってないんじゃなー…。
個人的には「車の中の臭い」も欲しいところですね。いやー今日も社有車で出張でさ…的な。
参考:クラブ・マーベリックスのHP
<ネタ元:metro.co.uk >
By ono
ガンプラのパーツが見つからなくてねえ…orz さて、仕事が忙しいマーサは今回お休み。そんなわけでがらくたpodcast#128いってみましょうっ
※ケロログの容量が足りなくなったので、今週新たに第30回から40回を削除いたしました。
・ヘンテコな遅刻の言い訳ベスト9
・夫が女になってもう一度結婚式
・丸見えのIKEAアパートが地下鉄駅に出現
パーソナリティ:オノ、トミノ(14分51秒)
Audio clip: Adobe Flash Player (version 9 or above) is required to play this audio clip. Download the latest version here . You also need to have JavaScript enabled in your browser.
もしくはこちら から
下のアイコンをiTunesにドラッグするとpodcastが登録できます。
※ケロログの容量がいっぱいになってしまったため、第1回〜第40回の音源を削除しています。ご了承くださいませ。
By ono
■遭難3日後、奇跡の生還
生きるためなら多少のお金なんて、ね。というわけでアメリカからのニュース。冬山で遭難した男性が奇跡的に助かったのですが、遭難している間、暖をとるためにお金までも燃やしていたのだそうです。
この男性はヤン・クン・キムさん66歳。タコマに住んでいます。彼が窮地に陥ったのはワシントン州にあるレーニア山。カフェラッテでおなじみのマウントレーニアですね。キムさんは先週の土曜日、登山クラブの仲間と16人でレーニア山に挑戦。しかし、自分だけが足を滑らし斜面を激しく滑落してしまいました。最初は仲間と無線で連絡を取っていたのですが、その後彼は再び滑落してしまい、グローブやスキーストック、無線までもをなくしてしまいます。連絡手段を失った彼は捜索隊が来るまで何とか持ちこたえようとあらゆる策を講じることにしたのでした。もともと韓国の軍隊でベトナム戦争を経験したこともあるというキムさん。そう簡単にはあきらめません。
■靴下に包装、最後はお金
最初は体温を冷やさないようにとひたすら歩き続け、その次には大きい岩の近くにビバークすることに。ザックに入っていた暖かいお湯、お米、チョコレートバーなどを食べて飢えをしのぎます。それでも寒くて我慢できなくなったとき、キムさんは持っているものを燃やして暖をとることにしたのでした。ナイロンの靴下や装備品の包装など、そしてもちろん、なけなしのお札だって例外ではありません。
「でもここは国立公園だからね。(火を焚いたりして)大丈夫か心配だったよ。だけど、自分も生きなくちゃいけないと思ったんでね。」とキムさん。紙幣が一番よく燃えたよといって笑いました。
彼の子供、マルコム・アン氏はこうコメントしています。
「彼は本当に死んでも不思議ではありませんでした。歩き回って自分の位置を見失っていましたし、どこに向かうべきかもわかっていなかったんです。」
仲間たちが下山した後、直ちに捜索隊が編成されました。レンジャー部隊に公園管理官と救出犬、ボランティアなども加わった何十人もの捜索隊はキムさんを探しに入山します。連日の捜索の結果、今週の月曜になって彼は発見されました。最初に滑落した場所から1マイル(約1.6キロ)離れた場所にいたそうです。
発見当時のキムさん
■山には登り続けるよ
「父には断固たる決意がありました。」とアンさん。
「父は以前から、神が生きなさいと諭してくれている間は死ぬことはない、とずっと言っていたんです。」
キムさんは6年前に事業を引退した後ガンを患い、治療後の回復手段としてレーニア山に登り始めました。それはもうほとんど毎週のように行っていたといいます。
「すばらしい眺めなんだ。同じ場所でも行く度に違う感覚を得られるんだよ。」
これからも登るのかと聞かれると彼は「ああ、もちろんだよ。毎週土曜日には必ずね。」と答えましたが、ちょっと考えると最後に一言付け加えました。
「でも、天気が悪い日には2度と行かないよ。」
そんなわけでお金を燃やして暖をとったというキムさん。結果としてそれが生還につながったわけです。凍傷なども特になく、救出後はそのまま家族の元へと帰ったそうです。それでも登山はやめないという彼に家族はやきもきかもしれませんね。健康法もほどほどに、楽しい登山ライフを満喫してほしいものです。管理人も登山は好きですが、冬山はちょっとおっかないなあ。山スキーは魅力的なんだけどね…
<ネタ元:chron.com >