5月

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オウムにパスポートを盗まれて帰れない人

By ono   2009年5月30日


■旅先での悲劇20090530.jpg
 なんていうか、本当に災難だと思う、ニュージーランドからのニュース。旅行に来ていたイギリス人男性がオウムにパスポートを盗まれ、帰国できなくなっているのだそうですよ。事件が起きたのはニュージーランドの南側の島にある、海岸の美しいミルフォードサウンドへツアーバスで移動している途中でした。
 テ・アナウ警察の報告では、バスが停止をして、運転手が荷物を入れるコンパートメントを開けたときに、ケアオウムが男性のパスポートが入っている明るい色の付いたバッグを襲い、奪っていったというのです。

■見つからないパスポート
 現在のところ、パスポートは戻っていません。オウムが住むエリアはアルペン国立公園、そしてその広さは4600平方マイル(約12、000平方キロメートル)。まあ見つからないと思ったほうが良さそうです。警察もそう言っています。被害にあったのは名前を明らかにしていないスコットランド人男性。彼は代わりのパスポートが交付されるまで帰国することができず、最長であと6週間かかると言われているそうです。以下、彼のコメント。
 「僕はスコットランド人なんでね、ユーモアのセンスはあるよ。だからこれを面白く受け取ることにしたんだ。もちろん、怒りに荒れ狂う自分もいるわけだけどね。僕のパスポートはこのフィヨルドランドのどこかにあるんだ。ケアオウムはあのパスポートを詐欺的行為にでも使ってるんでしょう。」

■主犯はケアオウム、相手が悪かった
 さて、今回の騒動を引き起こしたケアオウムとは写真のような鳥で、力強く曲がったくちばし、鋭いつめを持ち、よたよたと歩く姿が特徴的な緑色のオウムです。その姿から愛されると同時に、ニュージーランドを訪れる観光客に強く嫌われているのだとか。強烈な好奇心といたずら好きな性質を持ち、この鳥のグループが駐車している車を襲うのはよく知られた話で、フロントガラスやドア周辺のゴムをむしりとり、サイドミラーを折ってタイヤを細く食いちぎり、ものの数分で破壊されてしまうというのですね。スト2かよ! そんなわけですから、相手が悪かったとあきらめるしかなさそうです。この夏ニュージーランドに行かれるという方はケアオウムに要注意なのです

<ネタ元:Telegraph.co.uk


3 Responses so far

すごい鳥ですね!
たくましそうです!
滞在が長引くとしてそのホテル代とか
どうなるのでしょうか?!←貧乏性なわたしです。
そういえばニュージーランドではなくて
オーストラリアですが
きれいなオウムみたいな鳥を
カフェのオーナーがものすごくいやがって
石をぶつけて追い払っていました。
カラスより嫌われているかんじだったのですが、
この記事を読んでちょっとなるほどと思いました。

>penpen様…
こういう時の滞在費ってどういう保険がきくんでしょうね。自腹だったら悲し過ぎます!
そうそうpenpen様のオーストラリア日記で鳥を追い払っているエピソードがありましたよね!勝手にURLを貼って申し訳ないのですが、
http://ameblo.jp/penpen58/entry-10233268905.html
今回のニュースですごくピンときたような気がしました(笑)

わわわ、リンクをありがとうございます!
昔の日記を覚えていていただいて
感激しています。
南半球はサッカーではオセアニア枠ですが
なんだかずいぶん違う国みたいですね。

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