おじいちゃんが危ない!とっさに1トンの車を持ち上げた少年
■それは火事場の馬鹿力
人間ってすごいよね。というわけで、アメリカはミシガン州からのニュース。事故で車の下敷きになったおじいちゃんを助けるため、とっさに車を持ち上げた少年が話題になっています。
事件が起きたのは先週の土曜日、ミシガン州モンローのアイダ居住区でした。オースティン・スミス君(15)はおじいちゃんのアーネストさんといっしょに1991年モデルのビュイックを整備していました。ところが、車を載せていたコンクリートブロックが崩れ、車が下に落ちてしまったのです。ちょうどその時車の下にいたアーネストさんは身動きがとれなくなってしまいました。
「僕はとても怖かったです。どうしていいかわからなかったんです。」とオースティン君はコメントしています。
しかし、彼はただ見ているだけではありませんでした。すかさず車のフロントに手をかけると、思い切り力を込めて持ち上げたのです。車体が持ち上がった隙にアーネストさんは這い出し、無事に逃げることができました。この時を振り返り、彼は
「きっとアドレナリンがたくさん出ていたんだよね。だからね、もう2度とできないと思う。」とのことです。
アーネストさんは顔に切り傷、助骨と眼窩に骨折の重症を負いましたが、オースティン君のお陰で命に別状はありませんでした。
「あの子がいてくれて本当に神様に感謝しているよ。家にいたのが私とあの子の祖母だけだったら、きっと助かっていなかったろうからね。」
ちなみに車の重量は2000ポンド、907キロ。そんなものを15歳の少年が火事場のバカ力とはいえ持ちあげてしまうんだから、すごいものだと思います。関係ないけど馬鹿力をバカ力って書くと一瞬「ばかか」に空目してしまいます。とりあえずアドレナリンは愛情で出るんだってことはわかった。
<ネタ元:UPI.com>
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