駐車違反?心配ご無用。正義のヒーロー、クランプマンが参上するぜ!
■クランプマン参上
正義のヒーローなのか悪の味方なのかが非常に微妙な感じのスーパーヒーローが誕生です。というわけでオーストラリアからのニュース。駐車違反をした車のタイヤに取り付けられてしまったクランプという固定器具を、グラインダーを使ってグイグイ外してくれるというヒーローが話題です。
で、写真↑の緑色のタイツを履いた方がそうです。彼の名はクランプマン。スーパーヒーローとして覚醒する前の彼はオーストラリアのパースで自分も駐車違反をしてしまい、とても困った経験をしました。彼はその時、同じような被害(?)にあっている人々を助けなければならないと確信したそうです。
■クランプマンの言い分
「私がヒーローになる前のことです。駐車場へ行って車を停めました。周りには何の標識もなかった。そこから私は車を降りて歩いたのですが、100ヤード(約90メートル)も先へ行っていません。それなのに、戻ってきたら私の車はクランプされていました。もし彼らが私を見ていて敢えてやったと言うなら、それはもう詐欺ですよ。」
そんな社会への怒りから?彼はスーパーヒーロー、クランプマンとして活躍するようになったのです。アイデアは以前イギリスのロンドンで活躍していたアングル・グラインダー・マンから思いつきました。彼もまた何年か前に困っている駐車違反の人を助けるべくスーパーヒーローとして戦っていたのです。
「私は単に街の人々を助けているのであって、機材に損害を与えているわけではない。」とクランプマンは言い切ります。
「取り締まりの会社が、こうした罪のない人々からお金を巻き上げて利益を得ているとしたら、それは正気ではない。その金はどこに行くというのだ?駐車場の整備や通りの安全などには決して使われない。やつらのポケットに入るだけなのだ!」
■警察的にはやっぱりアウト
ちなみに、タイヤを一回リリースするのに、彼は日本円で1万円程度の料金をもらっています。記事によれば、ホームレスの人々に与える寄付金にあてているのだとか。
さて、そんな彼の活動がまかり通るのかと言いますと、そうはいかないのです。当然ですけど。オーストラリア西警察ではこうコメントしています。
「彼のしていることは刑事上の損壊の罪にあたります。我々は彼に対し行動を開始する予定です。」
そんなわけでクランプマン対警察の戦いになってしまうのかしら。どっちを応援したら良いのか微妙です。ただ、クランプマンが言っているように、駐車違反を取り締まっている人達のやりかたがえげつなさ過ぎるっていう側面もきっとあるんだろうね。ちょっと悪いヒーローってのもダークナイトみたいでありかもしれませんが、見た目的には改善の余地ありな気がします…
<ネタ元:perthnow.com.au>
2 Responses so far
8月 30th, 2012
22:30
「クランプマン」って, どっちかというと「クランプを付ける」方の名前じゃね?
9月 1st, 2012
11:34
>taco様
確かに!どっちかっていうとグラインダーマンだよね…
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