2006年11月21日

■イギリスの変なお役所規則を本に

Red tape gets author's goat
イギリスからのニュース。ロス・クラークさんという方が、イギリスの変てこなお役所規則をネタに本を出版するそうです。タイトルは「ヤギにラベルをつける方法」。これは、イギリスのお役所によると、「ヤギにタグラベルを付けるためだけにウェールズの公式な規則で40ページ以上も割かれている」ことを皮肉ったもの。とにかく細かいことまで規制しすぎてわけがわからなくなっているというイギリスの法律。例えば以下のような事例が書かれているそうですよ。
・バグパイプを学ぶ兵士は、耳を保護するために1日に24分以上演奏することを禁じる
・ペンキ缶を持っていた老人が、「健康と安全規則」に反しているということでバスに乗るのを拒否された話
・企業のための税金申告書には270種類があり、6000以上の質問事項がある
・ビールのホップを装飾用に飾っていたパブにおいて、店主がが火災検査官に危険だから取り下げるかプラスチック製のものに取り替えるよう命令された
・チャイルドシートに対する規則は18ページ以上、バスレーンに関する規則は27ページ以上にもわたっている
・ブリストル市議会は5000ポンドを使ってトチの木を100本植えたが、「近くで遊んでいる子どもが葉っぱを食べたら危険だから」という規則で木を掘り返すことに
・ノーリッジ市議会では沿道のトチの木に関して「実が車に当たる」「落ちた実で道路が滑りやすくなる」「実を拾う子どもが道路に飛び出したら危険」などの理由で切り倒すことに

...とまあこういったか感じの規則例が盛りだくさんに紹介されているというこの本、執筆には3年かかっているそうです。イギリス人てみんなA型なんじゃなかろか?「葉っぱを食べたら危険」とか「実を拾いに道路に飛び出すから危険」とかの辺りが管理人はつぼにはまりました。ま、以前紹介したアメリカのへんてこな法律ほどのおかしさはないような気がするのは、これらのへんてこな法律が真面目に作られてるからなんだろうな。アメリカのはおバカなだけのが多かったからねえ。海のない州にある捕鯨禁止規則とかね(笑)
関連:イギリス人がアメリカのおバカな法律を破る旅に出発
<ネタ元: Oddly Enough - Reuters UK

投稿者 ono takuya : 2006年11月21日 16:54 | トラックバック
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