2007年08月17日

■シートベルトが違う意味で助けた

Seat belt 'Heimlich' saves choking man

 アメリカはオレゴンからのニュース。車のシートベルトが、通常の働きとは全然違った方法で運転者を助けるという事件がありました。スティーブン・アープさん(48歳)は水曜の朝ファーストフードのサンドイッチを食べていたのですが、サンドイッチのかけらがのどにつまりアープさんは窒息して意識を失ってしまったのです。彼の乗っていた'97年型のホンダセダンは駐車中だった車に激突してしまったそうです。
 しかし、かれはこのとき意識を取り戻し、自分から車を脱出、目撃者はアープさんに大丈夫かと訪ねたところ、「いいや、大丈夫じゃない」と言ってアープさんは倒れ込んだとか。警察の発表によると、どうも車が激突した際にシートベルトがアープさんの胸をぐっと強く押し付けたことで「ハイムリック法」と同じ効果が加わってアープさんが窒息していた食べ物を吐き出したのだと言うのですね。ちなみにハイムリック法とは↑の写真のように後ろから腹部を圧迫して喉などに詰まった異物を吐き出させる救護方法のことです。この後アープさんは病院へ運ばれましたが、負傷は特になかったそうです。
 警察当局のダグ・モーザン氏は、「我々は、朝食にサンドイッチを食べるなら車を脇へ寄せるくらいの時間をかけてほしいと強く訴えるね。これが致命的な事故にならなかったのはとても幸運だ。彼は窒息死せずに済んだし、だれも道連れにしなかったのだからね」とのことです。
 一番の問題はこういうのを「怪我の功名」と呼んでいいのかどうかだな
参考:ハイムリック法
関連:犬、ハイムリック法で飼い主を助ける
<ネタ元:Oddnews-AP

投稿者 ono takuya : 2007年08月17日 15:08 | トラックバック