5月

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「金をだまし取る」と公言した市長候補が当選

By ono   2009年5月21日


‘Rip off’ mayor elected

司会 「それでは、ヨスコさん、市長選へ向けてのスローガンをお願いします。」
ヨスコ「全てを私に、だ。君達には何もやらないっ!
司会 「工エエェェ(゚Д゚)ェェエエ工」

 きっとアンチ・ヒーローがうける時代なんじゃないかしら。ということでクロアチアからのニュース。「あらゆる手段で有権者からお金をだまし取るから」と公言した政治家が一市長に当選してしまうというニュースがありました。
 選挙がおこなわれたのはスプリト=ダルマチア郡にあるプロロジャク市。今回市長選に名乗りを上げたのはヨスコ・リサさん(男)です。彼は記事の冒頭のように「有権者から金をだまし取る」と言ってはばからないことで有名なんだそうです。元記事には「地すべり的勝利」と書いてあるのですが、今回彼がスローガンにしたのが冒頭の通り、「オール・フォー・ミー、ナッシング・フォー・ユー」。この件に関してヨスコ氏はコメントしました。
 「私はただ真実を話しただけだ。この町の施政は家業のようなものさ。私が少しでも儲かれば、町の人間もそうなるということだよ。」
 ちょっと不思議な気がするのですが、彼を指示したという住民達は、ヨスコ氏が市長であることに満足していると言います。彼の「奇怪な」公約にも関わらず。以下、57歳のイヴァンさんのコメントです。
 「我々は自分たちをどういう状況に置いているかわかっているよ。誰がその仕事を引き継いだとしても、我々はだまし取られ続けるんだ。少なくとも彼はそのことに関しては正直で素直だよ。物事が自分にとって良くなれば、住民の我々にとっても良くなると言っているんだ。」
 うーん、シニカルな住民ですよね。まあ、これくらい言ってくれた方が有権者も安心なのかしら?どうせ市民から税金をむしり取っていくんだろ、みたいな意味が込められているんでしょうか。それにしても「ナッシング・フォー・ユー」は名台詞だと思います。日本にそんな人がいたら袋叩きかもしれないけどね!

<ネタ元:ANANOVA


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