By ono
■頑張ったら臨時ボーナス
ベストなのはピザなのかどうかという問題もありそうですが。というわけでアメリカからのニュースです。従業員の仕事に対するモチベーションをあげるためには、現金よりもピザの方が効果的だということがわかったそうですよ。
今回の調査は心理学者のダン・アライリー氏がイスラエルの半導体工場労働者に対して行った調査の結果です。調査の方法は以下の通り。
・労働者を4つのグループに分ける
・週の初めに、グループ4以外の全員に「仕事を頑張ってくれたら、週末に臨時ボーナスを出します」と通達する
・グループ1には現金30ドル(約3100円)
・グループ2には無料のピザ引換券
・グループ3にはボスからの感謝メッセージ
・グループ4には何も無し
・グループ1〜3には自分たちの臨時ボーナスが何かも伝える
■そして結果が
さて、こうして始まった1週間。彼らの生産性はどう変わったのでしょうか。初日だけを見ると
・グループ1:4.9%の増加
・グループ2:6.7%の増加
・グループ3:6.6%の増加
グループ4は普通どおりです。一番生産性が上がったのはピザ、2位はメッセージ、3位は現金でした。ところが2日目からは様子が変わります。グループ1は急に生産性が落ち始めました。他の全グループの平均よりも13%も低い成績になってしまったのです。その後も低迷状態が続き、最終的に生産性が上がったグループの順位はこのようになりました。
1位:グループ3(ボスからの感謝メッセージ)
2位:グループ2(ピザの無料券)
3位:グループ4(何もなし)
4位:グループ1(現金30ドル)
あろうことか、現金をもらえると言われたグループは何も言われなかったグループよりも成績が落ち込んでしまったのです。そして、最終的に一番成績が上がったのはボスからの感謝メッセージをもらえると言われたグループでした。ダン教授はこの研究について、最後に次のようにまとめています。
「昇級、昇進というのは仕事への正当な報酬のように感じます。けれども、増えたお金はすぐに無くなってしまいますし、時が経てば自分の役職名にときめくこともなくなります。ただ、”他の人に評価されているという感覚”はいつだって素晴らしいモチベーションになるのです。」
なんかこういうノリは優等生的で好きじゃないんだけど、仕事のモチベーションを上げたかったら、しょぼいお金よりはピザ、そしてもっと良いのは上司からのメッセージってことだね。好き嫌いもあるでしょうし、ピザが良いのかどうかっていうのはまた別の問題がありそうですけど。ただ、仕事の対価がお金でしかなくなったら、そんなに頑張れないなっていう気持ちもちょっとだけわかります。
<ネタ元:How to Motivate Your Employees: Give Them Compliments and Pizza>
By ono
■舞台はハワイのキラウエア
熱い溶岩で写真を撮りたい・・・!そう考えたフォトグラファーのチャレンジが実現しました。ハワイからのニュース。ウェディング・フォトを赤く光る溶岩の上で撮影したフォトグラファーが話題です。
↑上の写真を撮影したのはカメラマンのジェンナ・リーさん。場所はハワイで有名なキラウエア火山です。写っているカップルはローレンとアレックス。先月、キラウエアでは大きな島の南東の海岸線に溶岩が流れ込み始めたのを見て、これを素材にウェディング・フォトを撮りたいと考え始めました。幸運にも彼女の提案に快く乗って来てくれたカップルが今回のお二人。
■夜中に出発、早朝撮影
溶岩のあるところまでは歩いて3マイル。約4.8キロです。気軽にいける距離ではありませんが、二人とも頑張ってくれました。撮影の決行は8月11日。午前3時半に出発し、到着する頃はまだ暗かったそうです。ただし、早朝時間帯が一番ベストなんだとリーさんは言います。
「溶岩が海岸へ向かって流れて行くのですけど、このマグマの小さな流れは明るい赤色に輝きます。熱が内部から放射されている感じがわかると思いますよ。」
ちなみに溶岩の温度は約2000度。細心の注意を払わなければ危険であるのは確かですね。キラウエア火山はご覧の通りの活火山なのですから・・・。
■安全には十分に注意して
火山学者のケン・ルービン氏は、溶岩流の上へ出掛けることは違法ではないので特に言うことはないが、非常に危険なので最大限の注意が必要だとコメントしています。
「安全に注意して行うならば、結婚をお祝いするとても楽しい方法だと思いますよ。」
ルービン氏が気をつけるべき点について指摘してくれたのは、まずは溶岩が持つ熱、そして海水に接触することで発生する酸性の蒸気とそれによる雲には危険が伴うそうです。また、活発な溶岩の流れは足場が不安定であるとのこと。
最後に二人は火山の女神、ペレに花を捧げて帰りました。情熱的で気が荒いという女神ペレに敬意を表するのがハワイでの礼儀、というわけです。
それにしてもなかなかに印象的な写真が撮れるのですね、溶岩がバックになったことで「情熱的な愛」感がすごく伝わるような。
関連:
「溶岩でステーキを焼いてみよう」シラキュース大学の研究が楽しそう
美味しそうかどうかは2の次だと思う。
溶岩の熱で料理するシェフ(画像)
ちょっとゴージャスな感じが出ていてグッド。
<ネタ元:Adventurous Couple Takes Wedding Pics On Volcano With Molten Lava>
By ono
■パパが信号を無視したんだ
素敵な大人になってね。というわけでアメリカはマサチューセッツ州からのニュース。お父さんの信号無視をきっちり警察に通報してくれた6歳児がいたそうです。
事件が起きたのはマサチューセッツ州、クインシー。先日警察の911(日本でいう110番)に電話が入り、オペレーターが出てみたところ、相手は6歳のロバート君という男の子だというのです。どうしたのかと聞くと、
「パパが、さっき赤信号を無視したんだ。」と父親の交通違反を指摘。ロバート君はその後も状況をきちんと説明し、それによると車は黒いトラックで母親の新車をお父さんが運転していたときのことだった、とのこと。
■お父さんに代わってもらおうかな
「僕たちは洗車に行かなくちゃいけなかったんだ。だけど、その途中でパパが信号を無視して走っちゃった。」ロバート君は続けます。
警察はお父さんに電話を代わってもらうように伝えると、父親が電話に出ました。警察がロバート君から信号無視の電話があったことを聞かされるとちょっと笑い、自分が赤信号で止まらなかったことを謝罪しました。また、事故など非常の事態は起こらなかったことも説明。そのまま電話を終えたそうです。
ロバート君からの電話があったのは5月の28日のことで、その件についてクインシー警察が今週の水曜日にフェイスブックで公表しました。警察では毎日おびただしい数の911電話に応対しているとコメントし、単純な間違い電話も多いけれど、今回のように面白い通報もある、としてその時の電話のやり取りを公開しています。現行犯ではなかったこともあり、父親に違反切符は切られていません。
ま、お父さんには反省していただきましょう。ロバート君は今後もしっかりお父さんを監視してほしいところですね。ちなみにこちらがその時に公表された音声です。
<ネタ元:6-year-old calls 911 to report father for running a red light>
By ono
■お腹をすかせた子どもがいるぞ
ちょっとほっこりする話題ですな。というわけでオランダからのニュース。救急車の要請を受けて一緒に急行した警官が、女性が運ばれた後の家でご飯の支度から皿洗いまでやってくれたと話題になっております。
これはオランダのアイントホーヴェンでの出来事。先日、急に体調がひどく悪化した女性が助けを求めて救急の電話を入れました。直ちに救護隊とと警察が女性のお宅へ急行。女性は血糖値の急激な低下を起こしていることが判明し、近隣の病院へと搬送されて行ったのです。
■目玉焼きでいいかな?
ところが、残された警官が見渡してみると、家の中には5人の子ども達。聞けば運ばれて行ったお母さんは体調が悪かったので、誰もまだ夕食を食べていないというのです。それなら、と警官は家にあった食材を使い、目玉焼きにサンドイッチ、フルーツなどを用意して食べさせてあげました。もちろん、写真の通り食事の後は皿洗いまで。警官達は満腹になって落ち着いた子ども達を見ると、安心して職務に戻って行ったということです。
いいですね、こういう話。たまにうちにも来てくれないかな。
<ネタ元:Police make dinner for kids (and do the dishes!) after their mother is rushed to hospital>
By ono
■一単語の地名としては世界一
とにかく長い地名なんっすよ。というわけでイギリスからのニュース。テレビの天気予報でキャスターが「世界一長い地名」を言わなければならなくなり、この映像が話題となっています。
さて、これは今週の火曜日、BBCのチャンネル4で放送されたもの。天気キャスターのリーアム・ダットン氏がその日の英国の気温を紹介する中で、最高気温だったのがたまたま例の「世界一長い地名」の村だったわけです。で、その村の名前というのがこちら。
Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch
ランヴァイル・プルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブル・ランティシリオゴゴゴホ
長っ!そして、その時の映像がこちらです。
■最もチャレンジングな地名
まあスラスラと読んでおられます。表示されている地名の長さも注目ですね。ちなみにリーアム氏はスウォンジーにあるウェールズ大学で気象学を学びました。彼はこうコメントしています。
「これは英国でも発音することが最もチャレンジングな地名です。他の地名はどれも書かれている通り読めばいいのですけどね。間違えたりすればすぐに視聴者に指摘されてしまうでしょう。」
ちなみに日本語でやるとまともに表示されないことで有名なYoutubeの自動字幕機能、英語の場合はかなり正確に字幕を表示してくれるのですが、さすがにこの地名の発音はうまく聞き取れなかったらしく、最後のゴゴゴホは「go go go!」になっていたようです。ゴーゴーゴー!
■歌で覚えるというのはどうか
それにしても「ゴゲリフウィルンドロブル」とかどうやって発音すんだよみたいなこの地名ですが、そんな私たちのために地名をまんま歌にしてくれている人がいるようです。
こちら。
こんだけリピートすれば言えるでしょう!ここぞというとき友達に披露!そして微妙な空気!
<ネタ元:Weatherman nails 58-letter name of Welsh town in single try>