ユダヤ教徒、安息日には歯でダイヤル?
■”働いちゃいけない”安息日
イスラエルからのニュース。日本人にはあまり馴染みがありませんが、キリスト教やユダヤ教、イスラム教には「安息日」というものがあり、この日(土曜日、イスラム教は金曜日)は「創世記」で神が仕事を休んだことにちなみ、仕事をしてはならないと定めているのですね。「休んでも良い」のじゃなく、「絶対に休まなければならない」という日。イスラエルにおいてはこの辺が結構厳格で、土曜日は機械の操作も火に関わることもできないらしく、公共や国営の交通機関は全て停止しているらしいのです。
■出てきた解決策が「歯でプッシュ」
しかし、こと現代社会においてはこういった戒律は不便と言えば非常に不便。特に携帯電話も使用してはいけないことになっているのがなかなか大変だということで、最近安息日でも携帯を使える新たな方法が編み出されたそうです。それが「歯でボタンをプッシュする」です。なんのこっちゃ?
IPU.comの報告によると、イスラエルにおける赤十字、マーゲン・ダビド公社(MDA)の救急隊員は安息日に宗教的問題で携帯電話を操作できないことにジレンマを抱えていたそうです。救急の要請は土曜にだってありますものね。
そこでMDAではハラハ・科学技術研究所に解決策を依頼。そこで出てきたのがこのやり方。歯に金属のピンをくわえて、ボタンをプッシュすれば良い」ということだったのです。この研究所では他にも、電話が偶然シャットダウンされるのを防ぐための特注ケースなどを合わせて開発したそうです。
■これで一件落着…?
携帯電話の使用が禁止なら歯で押そうが指で押そうがダメなんじゃね?という気がするのですが、思うに手を使用した作業が「機械の操作」と見なされるのであって、その他の部分を使用した作業は制約されない、みたいなそんな解釈なのでしょうか。なんという伊藤家の食卓的裏技…!
休みが強制っていうのもなかなか大変よね。昨今の日本企業にもあるんじゃないかしら?「出てこなくていいから。給料出せないし」みたいな。いや、志の高さは全然違いますけどね
<ネタ元:Daily Telegraph>
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