禁煙のため無人島へ旅立った人
■無人島で強制禁煙生活を
その手があったかー…。イギリスからのニュース。禁煙を確実に実行するため、タバコの無い無人島へ旅立った男性がいるそうです。
この方、56歳のスパイス氏(写真)。イングランドのサリーに住むという彼は、アウター・ヘブリディーズという島が連なる地域の中の、40エーカーの広さがある無人島を選んで一人暮らしをすることに決めたのです。当然ホテルなど何も無い無人島。スパイスさんはテントを張ってキャンプ生活をしなければなりません。ちなみに彼はイギリスの投資銀行ではトップのNMロスチャイルドで常務を務めていた経験のある方。
島の名前はSgarabhaigh(なんて読むのかしら…)。ゲール語で「鵜のいる島」という意味だとか。当然水も電気もありませんので、流木を燃やし、ボトルの水で生活することになりそうです。
■これが最後の禁煙チャンス
「今日、私はタバコ一本だけを持ち、妻に残りを全て渡して、島への船にのる予定だよ。これが最後のチャンスなんだ。今まで1日30本は吸ってたけど、これでタバコを断ち切ることができると思うんだ。皮肉なことに虫を近寄せないにはタバコの煙が良いなんて人は言うけど、虫除けは大量にあるからね。」
退屈な時間を紛らすため、スパイスさんはギターの演奏を勉強するつもりで、他には120冊分の本のデータを入れたiPodを持って行くとか。携帯とパソコンも持ち込むようで、太陽電池を持ち込んで発電する予定です。悪天候に備えて手回し式の充電器もあるとのこと。無人島の所有者はデイブ・ヒルさんという方で、1ヶ月後にスパイスさんを拾いに島へやってくる予定なのですが、
「タバコなしでは耐えられないので迎えにきてくれと電話が来ても、3回は無視するつもりです。自分の決定したことについて反省する時間をあげないといけないのでね。」と言っています。
■もう、無人島しかない!
スパイスさんは以前ニコチンパッチやガム、禁煙本などを試したけれどもうまくいかなかったそうです。それでこんな無茶なチャレンジになったわけですね。それではもういちどスパイスさんの決意の言葉をご紹介しましょう。
「ワイフのエレナや子ども達のことをとても寂しく思うだろう。でも携帯電話が島でも通じるから、話はできるよ。計画の成功を祈ってる。島の上での一ヶ月で健康になって自分の人生を何年も延ばせば、それだけ家族と一緒にいれる時間は長くなるかもしれないからね。」
…ところでこの流れ、なんだか映画のオープニングみたいだなあと思ったのは管理人だけ?一ヶ月の禁煙を優雅に楽しむはずだった無人島生活。しかし船は途中で嵐に遭い難破、携帯をなくしたスパイスは未知の島の浜辺で目を覚ましたのだった…みたいな。襲いかかる獣!謎の人影!アマゾネスとの恋!みたいな展開を楽しみにしてますので是非とも頑張っていただきたいです。ようやく見つけた財宝はマルボロライトだったみたいな流れでよろしく
<ネタ元:Telegraph.co.uk>
5 Responses so far
8月 3rd, 2009
15:45
6デイズ7ナイツみたいな感じですね。結構大変そうだけど、ダイエットにもなりそう。ところで、仕事で成功してる人の行動力ってすごいですね。一本だけ持っていったタバコはどうするんでしょうか。
8月 4th, 2009
15:34
>clydemender様
管理人もなんでタバコ一本を持っていくんだろうと不思議に思いました。禁煙しに行くのにね。そこの部分は説明が記事中にありませんでした。
しかし無人島禁煙とは豪華というか無茶というか…。
続報を期待してるのです。
8月 6th, 2009
01:15
・オーソドックスには「これを最後の 1本として禁煙」
・ボケ系なら「1ヶ月の禁煙よくがんばった記念」. それで「やっぱり禁煙に失敗しました」というオチがあるとおもしろい?
・この際「15日目に吸う」というわけのわからんことがあっていいかも.
8月 6th, 2009
06:41
>taco様
ボケ系に笑いましたwww面白い!
ほんとにどうするつもりなのかな。悪あがきっぽいけど…
8月 6th, 2009
06:47
ごめんなさい。原文をもう一度見たら
「I’m going to have one last cigarette and give the rest of the packet to my wife and get on the boat to the island.」
最後の一本を吸って(have one last cigarette)船に乗る、という意味のようですね。慌てていたのでついhaveを持って行くとか中学生みたいな訳をしてしまいました。訂正いたしますね。
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