9月

3

ピーター・ヤンセンのアニメーションする?彫刻

By ono   2009年9月3日


squat-thrusts_1473618i_300.jpg■モーションブラーを立体に
 写真を見ればもう一目瞭然ですね。千手観音ではありません。彫刻家ピーター・ヤンセンによる「キネティック・スカルプチャー(運動彫刻)」です。人の動きを一つの像で表現したものです。なんだか写真だけ見ているとCGのようですが、れっきとした立体造形。よく一枚の写真の中に選手の動きがわかるように何人も合成されている「シーケンス写真(こんな感じ)」というのを見かけますが、それをそのまま立体にしたのですね。彫刻に”時間の変化を与えた”と書かれていますが、まさにそんな感じ。
 それでは他の作品も紹介いたしましょう。下からどうぞ!

football-kick_1473610i_350.jpg
 フットボール・キック。ものすごい躍動感が伝わってきますね。アイデア・発想もそうですが、この一コマずつをきちんと表現するヤンセンさんの技術も素晴らしいですよね。

high-kick_1473611i_350.jpg
 ハイ・キック。足をあげる動きがリアルです。じっと見ているとめがちかちかしてきますなあ。

landing_1473612i_350.jpg
 唯一女性の作品。「ランディング」とタイトルがついていたので、ジャンプした後の着地とかかな?女性のしなやかな動きっていうのも難しいのじゃないかしら。

runner_1473617i_350.jpg
 個人的に一番好きなのはこれかな。一番わかりやすいし、一番スピード感があるし、リアルっていう以上に何か芸術性を感じるんですよねー。好みの問題なんでしょうけど。でも走る人の姿って美しいよなーなどと思いました。

作者のピーター・ヤンセンさんはこちら。
artist_1473608i_350.jpg
 53歳、オランダ人。彼は20年以上前から運動する人体を彫刻として表現したいと考えていたそうですが、最近のコンピュータの進化でようやくそれが可能となったそうです。基本的には3Dのモデリングソフトで人の動きをシミュレーションし、立体の彫刻に落とし込んでいたのですが、以前はソフトがワイヤーフレームの単純な造形しか作れず、苦労したそうです。
 「数年前に新技術を見て、これで自分のイメージのゴール地点が見えました。それからこの作品を真剣に作り始めたのです。」
 で、今の彼の狙いは、この流れで実物大の作品を制作することだとか。個人的にはスポーツ以外にもダンスする人のモーションも見てみたい気が。とにかく今後のヤンセンさんに注目です。
 他の作品は以下からご覧いただけます。興味のある方はどうぞ。

Moving artwork: the kinetic sculptures of Peter Jansen

<ネタ元:Telegraph.co.uk


6 Responses so far

うーん??
金と銀の2つ以外は、まだ落とし込む前のCGモデルじゃないですかねぇ?

>SiZ様
ひょっとしてそうかも…?と思い作者ご本人のサイトを探してみました。例の写真はポリアミド製と書いてあったので、たぶんCGから起こした最初の状態なのではないかと思います。
サイトを見ると、同じものを元にブロンズだったりクロームで作っているようですね。
http://humanmotions.com/sculptures/sculptures01.htm

ああー、ほんとですね…。
探しはしたんですが、上手いことそのページにたどり着けませんでした。お恥ずかしい。

きれいに撮れるもんですねぇ。

う~ん, 連続写真があれば作る (というか作らせる) のは難しくないんじゃないかなぁと思ってしまった. 大きさは問題になるけど, 光硬化樹脂使えばこれくらい簡単ですよね.
ちなみに一瞬「トーベ・ヤンセン」と思ってしまったのはここだけの秘密だ.

「トーベ・ヤンソン」ですな (苦笑).

>SiZ様
写真の足下に台座がなかったので、CGかも?と一瞬焦りました(笑)
写真としてもよく撮れてますよね。

>taco様
トーベ・ヤンソン…?ムーミンの作者だったんですね!
今さらながら知りました…
モデルの方は、CGから直接落として機械的に造形しているのかなーと
思います。技術力よりも発想の勝負と言いますか。

Leave a comment


QLOOKアクセス解析