自分が乗る枝を切り落とした庭師、地面へ転落
■コメディを地で行くような事故
イギリスからのニュース。自分が乗っている枝を切り落としてしまい地面に落下した庭師が、「危険管理があまい」と使用者であるホテル側を訴えているようです。なんで?
結論から言うとこの訴え、認められてしまいました。法廷は罰金と議会経費、被害者へのお金などを含め2015ポンド(約28万円)をホテル側が支払うよう勧告。枝を切る際の危険管理と、そのやり方について使用者をきちんと訓練しなければならなかった、と結論づけました。
■木にはしごをかけたのだが…
さて、事故そのものが起こったのは2008年7月18日の話です。便利屋だったピーター・アスピノール氏(64)はランカシャーのボルトン近郊にあるエジャートン・ハウス・ホテルにイチジクの木を刈り込むよう依頼されました。
アスピノール氏ははしごを持ってきて木に立てかけたのですが、彼はなんと木の幹ではなく枝の方にはしごをかけ、しかもなんとその枝を自ら切り落としてしまったのです。当然はしごもろとも彼は転落。14フィート(4.3m)の高さから地面に叩き付けられ、かかとの骨折、じん帯の損傷などで10日間の入院を余儀なくされました。アスピノール氏は「木の枝をノコギリで切り落とす際の危険管理がきちんとされてなく、どこにはしごをかけるべきかなども指導されなかった。ホテル側の責任だ」と訴えを起こしたわけなんですね。しかも、あろうことかアスピノール氏が勝ってしまいました。
■納得のいかないホテル側
ホテル側の弁護士はこんなコメントをしています。
「おかしな事故です。ローレル&ハーディの2人がやりそうなことですよ。常識が負けてしまったことに対して非常に失望しています。たとえしっかりとした危険管理がなされていたとしても、経験豊かな2人があんなことをするとは思いません。」
もっともな話だと思うのですけど…。
ホテル側もくやしかったろうね。
ああ、「そんな面白いズッコケを見のがしてしまったなんて…!」って
そうじゃなくて。
<ネタ元:dailymail.co.uk>
5 Responses so far
4月 18th, 2010
14:48
コントみたいな話で面白いんですが、後任者がバカバカしい説明を受けるハメになるのを考えると・・・。訴えて治療費の足しになったかもしれないけど、今後彼に仕事を頼む人はいないんじゃないかなあ。
4月 18th, 2010
20:58
この話が面白いのは裁判所がオチだったという所?
4月 18th, 2010
22:57
確かに「トムとジェリー」とか「ルーニーチューンズ」とかではお馴染みの光景ではあるんだけど, だからってリアルワールドで試さなくても….
あるいは, 「重力の法則を学んだ」のが敗因?
4月 19th, 2010
18:23
>clydemender様
そうですよね。
後任の庭師のうんざりする顔が目に浮かびます(笑)
おバカで有名にはなれたみたいですけどね。
>匿名様
後で訴えたりしなければ笑って終われたんですけどねえ。
ちょっぴり後味の悪いニュースになってしまったのが残念です。
>taco様
たぶん枝を切り落とした直後、数秒は宙に浮いてた….ら
まさにトムとジェリーな感じなんですけどねえ。
現実はなかなか….
4月 19th, 2010
20:28
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