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呪われた恐怖の家、1億円で販売中

By ono   2010年5月26日


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■映画化もされた殺戮の館
 いかにも物騒な空気がむんむん漂う写真のお宅が115万ドル(約1億円)で売りに出されているそうです。アメリカからのニュース。
 場所はニューヨークのロングアイランド、アミティビル。この家に関する様々な”不吉ないわれ”が逆に価値を高めるのではないかと売り手は期待しているそうです。で、どんな話かといいますと…。

 時は1974年の11月。オーシャン・アベニュー112番地のこの家は、突如凄惨な殺人現場となりました。23歳になる息子のロナルド・デフェオ・ジュニアが家で寝ていた6人の家族を次々に撃ち殺したのです。その1ヵ月後、ジョージ・ルッツとキャサリン・ルッツの夫妻が3人の子どもと共にこの家へと引っ越してきたのでした。
 ルッツ夫妻は、原因不明の気持ち悪い出来事がたくさん起きたと後に語っています。壁からスライムのようなものがにじんできたり、恐ろしいイメージが壁に映ったり、異常発生したハエが家を襲い、目の前で十字架が突然ひっくり返ったりしたそうです。また、ルッツ氏は毎晩デフェオが殺害を行った深夜3:15になると何者かに起こされ、妻がベッドからふわりと浮かぶのを見たとも証言しています。
 夫婦はカトリックの聖職者であるラルフ・J・ペコラーロ神父を呼び、聖水を撒いて祈ってもらったのですが、彼は「出て行け」という男の声が聞こえてきただけだったそうです。結局、家族はわずか28日で家を出ることとなりました。
 その後、この話はジェイ・アンソンによって小説化され、『アミティ・ビル・ホラー』として大ヒットしました。1979年にはジェームス・ブローリンとマーゴット・キッダーの主演で映画化されています。日本でのタイトルは「悪魔の棲む家」。映画もヒットを飛ばし、多くの続編が作られたそうです。


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主演のジェームス・ブローリンとマーゴット・キッダー

■金目当ての作り話?
 もちろん、懐疑論者はこの話を疑いました。ルッツ一家がお金欲しさに話をでっち上げていたのではないかという説が起こったのです。ただ、2人ともポリグラフテスト(嘘発見器)の判定結果は「虚偽ではない」でした。
 ただし、彼らの後に住んだ住人はいずれもそうした怪奇現象には出会わなかったと証言しています。1987まで住んだというジェームズ・クロマーティさんは、「本や映画の噂を聞いてやってくる人以外は何も怪しいことは起きませんでしたよ。」と語っています。
 その後、まるで不気味な目の形にみえるという窓は改修され、外見は多少変わってしまいましたが、今でも見物人は後を絶たないそうです。さてさて、オカルトマニア垂涎の1億円のこのお家、買い手は果たしてつくのでしょうか?管理人は怖がりなので、こんな家絶対嫌です…

<ネタ元:Telegraph.co.uk


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