車ごと90mの落下から生還した2人
■奇跡の生還form 300ft
正確には300フィート、91.44メートルです。この高さを崖下へ転落した自動車があったのですが、奇跡的に乗っていた夫婦が無事だったという事件が話題を呼んでいます。イギリスからのニュース。
車に乗っていたのはビル・ブラッドリーさん58歳と妻のドットさん。車が落下する間、ビルさんはドットさんの手を握り、「すまない、ダーリン。生きては助からないと思う。」と伝えたそうです。
■2回走馬灯を見た
先日ビルさんはウェールズ地方のポウィスで山道を運転していました。その時、突然タイヤがパンクし、BMW-Z3はコントロールを失ってしまったのです。彼らはそのまま駐車場の柵を超え、崖したへと転落したのでした。この時の様子をビルさんはこう語っています。
「全てがスローモーションに見えました。2回…そう2回は、私の頭の中を全部の人生が横切りました。谷は垂直でした。けれども、我々は一度オークの木にぶつかり、その後岩に叩き付けられて車から放り出されたんです。
車は90度回転して真っ逆さまに落ちていました。私は彼女の手をつかんで”すまない、ダーリン。”と言ったのを覚えています。けれども彼女はすでに意識不明になっていました。ひどい事故だったので、むしろそれは天の恵みだったのかもしれないなと思います。
美しい滝を見たのを覚えています。そして岩の上に激しく激突したんです。今も、自分が生きていることが信じられません。」
■鎖骨が折れてても妻を救出
ビルさんは鎖骨を折るという重傷を負っていたのですが、車から放り出された後、その体でドットさんを川から引きずり上げ、口移しで人工呼吸を行いました。
「私は彼女を亡くしてしまったかと思ったのですが、息を取り戻したんです。今までで一番強く抱きしめて、神に感謝しましたね。」
2人はこの後通報を受けた救助隊に助け出されました。
ビルさんは今回のことを奇跡だ、と言っており、今後のことに関しては「ちかい将来、また運転する」と語ってくれました。
それにしても91メートル、ビルでいうと約26階の高さを垂直に車で落下。よく無事でいれたものです。人間って意外と丈夫にできてるのかな?以前の記事で「落っこちでも平気だった人達」をまとめているのですが、やはり大事なのは1)酔っぱらって体が柔らかくなっている、2)太っていて脂肪がクッションに、3)まったくもって理解不能、という3つが助かった場合の要因に思います。ま、運転中はお酒が飲めないのであれですけど…
<ネタ元:The SUN>
3 Responses so far
6月 12th, 2010
15:04
走馬灯2回は見たくないなあ・・・落下の衝撃が木とか車自体に上手く吸収されたんでしょうね~。
6月 13th, 2010
00:14
ギネスブックによる「落下距離」の記録は 10,000 m を超えてますからねぇ…. 都合のいい状況であればなんとかなるもんだったりするようで.
6月 13th, 2010
07:44
>clydemender様
そうですよね、木に当たったり下が川だったリっていうのでうまい具合にいったのだと思います。
>taco様
10,000mですか!すでに成層圏ですね!
本当に都合が良ければどうにでもなるんですね…
Leave a comment