3月

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過疎化最前線!人口がたった1人の町

By ono   2011年3月17日



■究極の田舎?
 というわけで、アメリカはワイオミング州からのニュース。人口が減り続け、ついにたった1人になってしまった町があるそうですよ。
 ちなみにこの町の名前は「ブフォード」。現在ここに住んでいるのは60歳になるというドン・サモンズさんただ1人です。唯一のガソリンスタンドとコンビニを経営する彼は、別に寂しくはないとコメントしています。サモンズさんは1980年、奥さんと一緒にロサンゼルスからこの町へやってきました。6つの建物しかない町を買い取り、都会の喧噪を逃れてのんびりやろうと決めたのです。当時、ブフォードには7人の住人がいました。しかし彼らはいずれも1990年代の半ばまでには大きな町へと出て行ったそうです。

■意外とにぎわっているブフォード
 サモンズさんの奥さんは15年前に亡くなりました。そして遂に26歳になる彼の息子がコロラドへと引っ越していき、彼だけがこの町に残ったのです。
 「僕はこのお城の王様さ。」とサモンズさん。
 ちなみに人口が1人のこの町には、夏になると毎日1000人ほどの訪問客があるのです。しかし冬の間は100人まで減ってしまいます。人里離れたこの町を面白がって見に来る人が立ち寄っていくらしく、おみやげが結構売れているそうで、
 「おみやげなら帽子からマグカップまで何でも売っているよ。一番売れているのはハガキだね。」とのこと。
 もともと静かな所に住みたいと思っていただけあって、この暮らしは彼なりに結構快適のようです。


 笑顔のドン・サモンズさん

■鉄道建設で栄えた町
 ブフォードは元々「サンダース砦」として1866年に作られた町です。鉄道を敷設するための労働者が泊まる宿場として多くの人々を迎え入れ、最盛期は2000人ほどの人が住んでいました。ブフォードとは南北戦争の将軍J・ブフォードの名前を冠しているのだとか。
 「冬になると秒速30m以上の風が吹いて、気温はマイナス20度にもなる。強くないと生きていけないのさ。ここはすごく人里から離れているけれど、僕らはすぐに好きになった。馬や犬やネコに囲まれて、スローペースな人生を楽しめたんだもの。スタンドとコンビニでちょうど良く生計もたてられたしね。」

 たった1人の住人。いろんな人が訪れるから寂しくはないのでしょう。年をとって1人で暮らせなくなるその日まで、まだまだ田舎暮らしはエンジョイできそうですね。

<ネタ元:dailytelegraph.com


One Response so far

過疎化最前線!人口がたった1人の町

1 : ◆V3/DONjiko @変態仮面V69φ ★:2011/03/18(金) 12:47:05.18 0 ■究極の田舎?というわけで、アメリカはワイオミング州からのニュース。人口が減り続け、ついにたった1人になってしまった…

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