陶製ペニス工芸、風前の灯
Couple maintain Portugal’s ceramic penis tradition
続けてしまえばなんでも伝統なんだと思うポルトガルからのニュース。ロイターによると、ポルトガルのカオ・デ・パラーダには伝統的な工芸品として、現在も装飾的な陶製のペニスを作り続けている夫婦がいるそうです。なんていうか、チンコですね。チンコ。
この夫婦はフランシスコさんとカシルダさん。この二人はもう30年以上にもわたって、写真のような作業で陶器製の直立する男性器を作り続けてきました。肌色に塗って、ドイツやフランス、北アメリカに輸出していたんだそうです。工場があるのはリスボンから100km程の北に位置するカルダス・ダ・ラーニャ地域のハンブルビレッジというところ。
ただ、この伝統工芸は続ける人がいなくなって廃れてきている、と二人は言っていますね。
「この工芸の余命はいくばくもありません。生き残れる可能性がないように思います。」
このペニス型のボトルは一本15ユーロ。約2500円ですね。この伝統工芸はドム・ルーイ王(1861年~1889年統治)の時代に、地元の陶芸家に何か面白いものを作れと言ったのが始まりなんだとか。ペニスのついたマグカップやサッカー人形なども作っているそうですが、ピーク時には一ヶ月に1000個も製作していた製品は最近は需要の低下からどんどん減っているとか。
「以前は多くの生産者がいましたが、今ではこれを作っているのは我々だけです。多くの国に輸出もしていましたが、現在は訪問客に販売したり、地元の店におろすだけです。」と、ちょっと寂しげですね。
ぜひ今年のセックス博覧会こと「Sexpo」はポルトガルで開催、この夫婦の作品も展示してあげて欲しいと思うんだ。
<ネタ元:Reuter-UK>
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