2月

13

バレンタインデー時期に大人気のバレンタイン郵便局、閉鎖の危機

By ono   2012年2月13日



■人口180人の小さな町、バレンタイン
 そんな素敵な名前の町があったんですね。という訳でアメリカからのニュース。バレンタインという町にある郵便局が事業縮小で無くなるかもしれないと問題になっているそうです。
 バレンタインという町はテキサス州にあります。GoogleMap上ではこちら。この町の郵便局は2月14日のバレンタインデーが近づくと大忙し。なぜなら切手に”バレンタイン”の消印を押してもらおうという人が大勢カードを送ってくるからです。町でもこのネームバリューを利用して毎年消印のデザインを変えるなどのサービスを行っており、年間2万通ものカードが送られてきます。バレンタインの消印の歴史は30年ほど前に始まり、これまでになんと50万通以上ものカードを受け付けてきたのだとか。


 こちらがその消印。

■コストカットは避けられず
 しかし、現在この素敵な郵便局は、経費削減のためにテキサス州で閉鎖対象になっているというのです。局長のマリア・カラスコさん(1枚目の写真)は
 「私はこの町の郵便局を誇りに感じています。バレンタインという名前は本当にスペシャルだと思うんです。」
 とコメント。ちなみにカードの受付は海外からも届いているそうで、海外で一番多いのはカナダ。アフリカからも来たことがありさすがにこれには驚いたと語っています。もちろん、直接バレンタインのポストまで郵便物を投函しに来るのが一般的です。過去にはエリザベス女王やO.J.シンプソンからもカードの依頼が来ているとか。
 米穀郵政公社のスポークスマン、サム・ボーレン氏はこの件に関し、
 「バレンタイン郵便局を閉鎖すると、10年間で60万ドル(4600万円)の節約になるんです。」とコメント。なんて夢のない回答だろう!とも思いますが、ロマンじゃお金は賄えないのもまた事実。なんだか切ないなあ。
 ちなみにこの町の名前の由来は、バレンタインという名前の方が町設立の立役者だった…とかではなく、この町に鉄道が開通した日が2月14日だったことに由来しているんだとか。なんて安直なんだろう!最高!

<ネタ元:mysanantonio.com


Leave a comment


QLOOKアクセス解析