【間違えすぎ】射撃協議の表彰式で間違えて「ボラット」のパロディ国歌が流れる
■それはうちの国歌じゃない
すでにCNNなどでも大きく取り上げられているのでご存知の方もいるかと思いますが、個人的にツボだったのでご紹介。今月23日にクウェートで行われた射撃競技会の表彰式において、カザフスタン選手の国家を流す際に誤って映画「ボラット」で流れたパロディー国歌が使われるというトラブルが起きたのです。
ちなみに「ボラット」とは「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」というコメディー映画で、カザフスタンのジャーナリストがアメリカに取材に来るというドキュメンタリー形式の内容なのですが、そこで描かれるカザフスタンがハチャメチャな設定。だいたい、映画中に流れるカザフスタン国家というのはこんな歌詞なのです。
カザフスタン世界一偉大な国家
他の全ての国家はカマ野郎
カザフスタンカリウムの輸出量世界一
他の国家のは劣等カリウム
カザフスタン水泳プールの本場
長さ30メートル幅6メートル
浄水システムは驚異的目を見張る
人間の廃棄物浄化率80パーセント
カザフスタン、カザフスタン、君はとっても素敵なところ
タラシュクの平原から北のユダヤ人街のフェンスまで
カザフスタン友達、ウズベキスタンは例外
彼らはとてもうるさい奴ら、脳に骨が入ってる
カザフスタン産業世界一
われらが発明した、お菓子のタフィーとズボンのベルト
カザフスタン売春婦、この地方では衛生的
トルクメニスタンには負けるけど
カザフスタン、カザフスタン、君はとっても素敵なところ
タラシュクの平原から北のユダヤ人街のフェンスまで
さあつかみ取れ、われらの指導者の力強い男根を
根元からその先まで
わあ、ひどいな!どこをとってもダメだ(笑)!さすがに同国のユヌスメトフ監督も抗議し、翌日表彰式はやり直されました。アジア射撃連盟ASCはこの件に関し遺憾の意を表明。”カザフスタン国歌の代わりに恥ずべき映画の音楽を使用してしまったのは、完全に主催者側の間違いだ”、と述べています。授賞式は契約会社によって執り行われており、その会社が間違えたものなんだそうです。
それにしてもよりによって「ボラット」の国歌を流してしまうとは…。ボラットで描かれるカザフスタンはとにかくひどくて、女性が男性の車を引いて走るような男尊女卑社会だったり、”ユダヤ人追いかけ祭り”が行われていたり、女性の知能指数は男性に劣るという考えが一般的。これは確かにカザフスタンが激怒するわけです。映画の撮影ではサシャ・バロン・コーエンの演じるボラットが俳優だとは知らされずにロケが行われ、行く先々で本物のトラブルが起きるわけなんですけど、これが原因でボラットのテレビ出演を許可したプロデューサーが引責辞任させられるたり、カザフスタン政府が訴訟を起こすなどいろんな意味で大変な映画。
映画としてはバカバカしくて最高に面白いんですけどね。管理人も以前観ました。主催者側の説明では、カザフスタン国歌をインターネットからダウンロードしようとした際に間違えてボラットの国歌を落としてしまったというのですが、もうちょっとまともな入手方法はなかったのか、いやむしろわざとやってんじゃないのかなど突込みどころが多すぎです。
<ネタ元:UPI.com>
2 Responses so far
3月 26th, 2012
23:46
せめて「やり直した表彰式で『カザフ・ソビエト社会主義共和国国歌』が流れた」とかいうオチをつけてほしぃ.
3月 29th, 2012
20:57
>taco様
さらに間違えてくれるとネタとしては最高ですよね(笑)
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