バカテロリスト:「この指名手配写真、お前か?」「うん!何かもらえるのかい?」
■これ、私だよ
自分のことを人気者だとでも思っているのでしょうか。アフガニスタンからのニュース。指名手配の写真を見て何かお金がもらえると思った手配犯が自分から「これは私だ」と申し出るという事件がありました。
先日のことでした。東アフガニスタンにおいて、アシャンという男が警察の検問を通りかかった時のことです。そこにはアシャンの顔写真がでかでかと印刷された指名手配の張り紙がしてありました。彼はタリバンの中でも中堅の指揮官クラスだったのです。アシャンは何を思ったのかつかつかと警察に歩み寄ると自分の顔写真を指さし、こう話しかけました。
アシャン「”この男見つけたら100ドル”って書いてあるんだけど。これ私なんだけど、お金もらえるのかな。」
警察 「これ、お前なのか?」
アシャン「ああ、私だよ!何かもらえるのかい?」
警察 「逮捕しろ!」
アフガニスタン治安部隊への攻撃で知られる彼がのこのことやって来たという事実に警察でも色めき立ちました。後からわかったのですが、彼は本気で自分がお金をもらえるものだと思っていたようです。男はすぐに逮捕されたとのことでした。
しかし、あまりにも間抜けなこのテロリストをすぐに信用するのは難しいことです。この男が影武者で本人の代わりに出頭した可能性も拭えないからです。当局は詳細な生態スキャンによる調査を行ったのですが、やはり彼は正真正銘のムハンメド・アシャン。調査した人も驚いたといいます。ワシントン・ポストでは彼のことを「タリバンのホーム・アローン泥棒」と呼んでいます。映画「ホーム・アローン」の泥棒もおバカだったものねえ…。
というわけで、あまりにも間抜けなので捕まえた方も疑心暗鬼という困ったテロリストでした。冷酷無比の殺人鬼というイメージがつきもののテロリストですが、中にはこんな人もいるのですね。テロなんかやってなかったら仲良くできそうなんだけどなー
<ネタ元:washingtonpost.com>
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