5月

17

警察、宝石を飲み込んだ泥棒のウンチを監視するはめに

By ono   2012年5月17日



■ウンチが出たらすぐに鑑識!
 本当にご苦労様ですとしか。カナダからのニュースです。宝石泥棒が盗もうとしたダイヤを飲み込んでしまったため、警察がウンチの中からダイヤが出てくるの待っているそうですよ。まったく…
 事件が起きたのはカナダのオンタリオ州、ウィンザー。先日、プレシジョン・ジュエラーズという宝石店に男がやって来ました。彼は店内を普通に散策しながら、店員の女性にいくつかを選び、「ちょっとケースから出して見せてほしい」と頼みます。
 男は宝石を手に取って眺めると、ありがとうと言って女性に返しました。しかし、店員の女性はこの時、男が怪しげな動きをしていたのを見のがしませんでした。

■女性店員は鋭かった
 「これ、私がお渡ししたものとは違いますよね?」と女性。
 「いいや、これは君が私に渡してくれたものだ。私は何も他に持ってない!」と男。
 「では、少々お時間を下さい。確認させていただきますね。」女性はそういうと鑑定のできる男性職員のところへその石を持って行きました。結果はすぐに出ました。明らかな偽物です。男は店員の目を盗んでダイヤをフェイクとすり替えていたのです。しかし、この宝石泥棒に逃げられては困るので、従業員達はひそかに男を引き止め、こっそりと警察へ連絡することを決めました。連絡はメモ書きで手渡しし、コーヒーを入れるふりをして店舗のドアをロック、男の様子をうかがいます。
 なかなか確認の結果が出てこず、男はそわそわとし始めました。程なく、男は何やら怪しげな動きをします。女性の話では明らかに何かを飲み込んでいるようだったと言います。通報から6分程して警察が店舗に到着し、晴れて男は逮捕されたのでした。彼が盗んだと思われる宝石は1.7カラットのダイヤモンド、お値段は2万ドル(約160万円!)です。

■出てきた宝石はどうしようか
 ウィンザー警察のブレット・コーリー巡査部長は、現在宝石を飲み込んでしまった男がトイレのない特別な独房に置かれている、と報告しています。法医学識別のスタッフが常時監視しており、男のウンチが出たらすぐにダイヤモンドが混じっていないか検査しなければいけないのです。
 さて、問題はウンチまみれで出てきたダイヤをもう一度お店で売ることができるのかどうか。オーナーのダン・トーマス氏はこんなコメントをしています。
 「どうだかねえ。意外と”宝石にまつわるエピソードも含めて、このダイヤモンドが欲しいんだ”なんて言う方がいらっしゃるかも知れませんよ。」ポジティブシンキングに拍手です!
 見つかったというニュースを確認していないので、ひょっとしたらまだウンチ待ち状態なのかしら…。鑑識の皆様には頭が下がります。

<ネタ元:cbc.ca


Leave a comment


QLOOKアクセス解析