9月

2

性転換して女性になった警察官、「今度は婦警として再就職よ!」

By ono   2012年9月2日



■彼女は元警官(男)
 あえて「婦警」と書きましたが、正しくは「女性警察官」ですので念のため。それにしても雇う側も大変だよね。というわけでイギリスからのニュース。男性の警察官が性転換をして女性になったところ解雇されてしまったのですが、復職するべく頑張っておられます。女性警察官として。
 写真↑の女性の方はパーフリートに住むカレン・ゲイルさん52歳。たくましい二の腕からもわかるとおり、以前はキースと言う名前の男性でした。実は彼、テレビ番組「マイ・トランスセクシャル・サマー」の企画に応募し、性転換手術を行ったのです。もちろんその様子は全英に放送されました。
 キースは26歳のころ、実は婦人警官になりたいんだと上司に相談したことがありましたが、その時はクビにすると言われあきらめたのだそうです。しかしそれから20年以上が経ち、社会がトランスセクシャル(性転換者)にも寛容になってきたと彼は思いました。

■警察官に戻りたいの
 「警官の中にゲイやレズビアン、トランスジェンダーなどは許されないと思ってきましたが、時とともに事情はかなり変わってきました。私は警察に戻りたいと思ったんです。」
 さてこのカレンさん。もともとはロムフォードで巡査をしていました。彼は結婚して妻がいます。自分が女性として生きたいという思いを伝えたのですが、職場の上司は仕事を辞めるしかないと言ってゆずりませんでした。その後、この8月に手術を行い、見事写真のように女性となることができたのですが、警官の職はあきらめざるを得ませんでした。ところが、ロンドン警視庁にによって運営されている講義に出席してみたところ、実際に警官になったという性転換者と話をすることができたのです。そこで、彼女はもう一度この仕事に志願したいと決意しました。

■今度は女性警察官として頑張るの
 カレンさんの申請書が通ったとしても、再就職のための学習に入るためには2ヶ月間待たなければならないそうです。
 「80年代は、警官にとってもつらい時期でした。暴動も多かったし、鉱夫のストライキも立て続けでしたからね。でもそんな中で警官として働くのが好きだったんです。時代はずいぶんと変わりました。私は再び一からトレーニングを受けなければいけませんが、それがちょうどいいと思っています。」

 …う、うん。いろいろと風当たりはあると思いますけど、トランスジェンダーにしかわからない心のケアもできるでしょうし、いざという時にはこのたくましい腕で身を守ることもできますし。いろいろと人材的には価値ある人かもしれないなーと思ったり。これからも警官として頑張っていただきたいなー。応援してます!

<ネタ元:thesun.co.uk


Leave a comment


QLOOKアクセス解析