9月

7

暴風で倒れたポールの先に、なんと50年前のタイムカプセルが仕込んであった

By ono   2012年9月7日



■その日は風の強い晩だった
 なんていうかそういうシステムだったら逆にすごいよね。というわけでアラスカからのニュース。30メートル以上ある旗のポールが折れたのですが、折れたポールの先に50年以上前のタイムカプセルが詰まっていたという出来事がありました。
 事件が起きたのは今週の水曜日午後10時過ぎ。場所はアンカレッジにあるディレイニー・パークです。Iストリートにある高いポールで、ポールの先に大きな球体があるっていうから、たぶんこれだと思います。googlemapからです。


 これが、夜半過ぎの暴風でポキリと折れてしまいました。折れたポールは地面に激突し、幸い周囲への被害は特になかったのですが、ポールの先端にあった球状のオブジェが倒れた際に衝撃で割れてしまいました。ところが、この割れたオブジェの中からタイムカプセルが発見されたのです。調べてみたところ、中には1961年5月6日のアンカレッジ・デイリー・ニュースや当時の消防士のメンバーの名前、なぜかマックスウェル・コーヒーの容器などが詰め込まれていました。

■後の世代に何か残したくて
 新聞社が調べたところ、この仕掛けを施したのは当時消防士のボランティアスタッフをしていたというチャールズ・ギリック氏。当時22歳だったと言いますから、現在は74歳くらいになりますでしょうか。ポールの上に銀色の地球の形をしたオブジェを設置することになった際に、中にいくつかの品を詰め込んだそうで、彼は取材に対し、こうコメントしています。
 「私たちは、こう言ったんです。”後の世代のために何か入れようぜ”、とね。でも、私はいつも気にかけていましたよ。ポールとあのオブジェが僕らの記念の品をきちんと保存してくれているかな、ってね。」
 このポールは元々1959年に建てられたもの。その後、ポールの腐食が進んでいるということで少し短く切られ、後に場所も市役所前からディレイニー・パークへと移されました。

 …しかし、まさかポールの先にタイムカプセルが仕込まれていたとは誰も思わなかったでしょうね。ギリックさん的には秘密にしておいて、倒れてしまわない限りは死ぬまで見守ろうって思っていたのかな。してやったりだよね。意外と早くに倒れちゃいましたけど(笑)ポールが立て直されることになったら、また仕込んでやろうと狙っている人がいるかも…?

<ネタ元:adn.com


Leave a comment


QLOOKアクセス解析