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パトカーにひかれたあげく、警察からバンパー修理代の請求書が届いたでござる

By ono   2012年11月14日



■警察「お前にぶつけたらバンパーがへこんだわ」
 踏んだり蹴ったり。というわけで、アメリカからのニュースです。横断歩道でパトカーにひかれた男性に対し、警察がバンパーの修理にかかった請求書を送りつけ、問題になっております。
 被害にあったのは写真の男性、ジェシー・ゾルスキーさん25歳。彼が受け取ったのは、パトカーのバンパーの修理代1028ドル(約8万円)の請求書でした。彼にパトカーがぶつかった際にバンパーが破損したので、お前が払えという訳ですね!
 事故が起きたのは4月12日夜のことでした。ジェシーさんはこの日ホワイトストリートを横断している際に、警察の車にぶつけられたのです。彼によれば左足にパトカーがぶつかり、その直後にサイドミラーをぶつけられ、地面に倒れて軽い怪我を負ったのです。彼は歩行者用の信号は青だから渡ったと主張していますが、警察も「こっちの信号も青だった」と言い、平行線をたどっています。

 問題の請求書

■警察「あってはいけないことでした」
 ただし、バンパーの請求書に関してはニューヨーク市警本部から「歩行者に対して請求するなどあってはならないことだ」とのコメントが出されています。警察委員のポール・ブラウン氏もこの件に関し、
 「送られるべきものではありません。似たようなことが起こらないよう、署内のシステムを確認しています」とコメント。請求書の方もすぐに取り下げるとのことです。
 「飛び出すな 俺の車に 傷がつく」を地でいくような冷酷ぶりですが、悪意があってのことではなく、機械的に処理していたら送られてしまったということのようですね。ただ、ジェシーさんは、警察に対して病院でかかった怪我の費用を払ってほしいと訴えていたところに前述の請求書が届いたという経緯もあり、間違いではなく嫌がらせなのではないかと述べています。

 すごいなー。たとえ歩行者用の信号が赤だったとしても飛び出した人をひいたら車の過失は免れない日本から見ますと、あまつさえパトカーがぶつけておいてあげくにバンパーの請求書だなんて、NYPDはどんだけ鬼なのかとびっくりすることしきりです。ちなみに、2010年の資料ですが、ニューヨークと東京の犯罪発生数を比較すると、
殺人 (単位:件)
ニューヨーク:536 / 東京:100
強姦 (単位:件)
ニューヨーク:1,369 / 東京:160
強盗 (単位:件)
ニューヨーク:19,491 /東京:595

 これだけ犯罪が多いと細かいことにかまってられないっていう部分もあるのかなーと思ったり。いや、バンパーの請求書は逆に細か過ぎか?

<ネタ元:nydailynews.com


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