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研究:犬とネコは仲良くできるの?

By ono   2008年9月11日


Dogs And Cats Can Live In Perfect Harmony In The Home, If Introduced The Right Way

20080911.jpg penpenさんのブログ「AHOHO!」を見ていると、犬とネコを同じ家の中で飼うのは可能なのかどうかが結構興味深かったりするわけですが、この程テルアビブ大学が発表した報告によると、犬とネコとでは条件によっては仲良く共生できる可能性が高いことがわかったそうですよ!
 この研究によると、犬とネコがよりうまく付き合える条件として、ネコの方が先に飼われていること、そしてどちらも若い方が仲良くできる可能性が高くなり、ネコであれば生後6ヶ月以内、犬であれば生後一年以内が良いそうです。この結果はアニマル・ビヘイビアー・サイエンス誌に最近掲載されました。
 研究・調査を行ったジョセフ・ターケル教授は次のように述べています。
 「同じ家に住むペットについて科学的な研究をしたのはこれが初めてでしょうね。既にペットを飼っていて、性質の全然違う動物をもう一匹飼いたいと思っているアメリカ人にとっては意義のある研究だと思います。」
 調査は犬とネコの両方を飼っている人200人を対象に行われました。ビデオを撮影してその行動を観察した結果、ターケル教授らが調査した家庭の3分の2は犬とネコがポジティブな良い関係にあったということです。しかしもちろん全ての場合でそうではなく、25%の家庭ではお互いが無関心であり、10%の家庭では争いが認められたとのこと。争いがあることの理由としてはお互いの発する信号が違っていることにあるかもしれないとされています。例えばネコは気が立っているときに尻尾を振る傾向があるのに対し、犬はうなって背中を丸めます。また、ネコは幸せを感じるとのどを鳴らすのに対して犬は尻尾を振っているなど。ジェスチャーが違うので意思が通じないということですよね。
 また、ターケル教授はこういう発見もあったと言っています。
 「我々は、ネコと犬が互いに相手の言語を学んでいることもわかったのです。ネコが、ジェスチャーが全く逆である犬の言語を理解することができるというのは思いもかけないことでした。」というわけで、犬や猫達は、本能を超えて進化しているように見えた、と述べています。二つの種族は今まで知られていたよりも多くの能力があるかも知れないことを示唆しているそうです。
 仲の良い例を見ていると、ソファーの上で一緒に寝たり、同じボウルから水を飲んだりしているということで、これは動物達に限らず、人間に対しても応用の効く問題かもしれないと教授は考えています。
 「犬とネコがうまくやっていく方法を学べるならば、きっと人間同士にだってチャンスはあります。」

 なるほどねえ。それぞれが小さいうちから一緒にいればお互いを理解するのが容易であること、どちらかというと犬よりもネコの方が理解力があることなどが結論として出てきたようですね。管理人の実家が飼っているラブは散歩中に猫を見かけても絶対目を合わせないで逃げていくへたれなので、ネコと仲良くなんて一生無理だなこりゃ。一緒に飼っている経験のある方っていますか?

<ネタ元:Science Daily


2 Responses so far

オノさん、拙ブログをご紹介いただき、ほんとにありがとうございます。
あこがれのオノさんにご紹介いただいてもうオロオロしてます。
ところで、『犬と猫は仲良くできるの?』はすてきな研究ですね!
うちの場合なのですが、
2歳のオス猫がいるところに3ヶ月のチワワが来たのですが
確かに猫のほうが犬をよく観察しているように思います。
年齢のせいかなと思っていましたが、そうではなく猫のほうが
理解力があるんですね!猫のほうが毎日じーっとチワワの観察に励んでいて、ほぼチワワのストーカー猫になっています。笑

それからオノさんの実家のラブちゃん、かわいいです。絶対目を合わせないって何かトラウマがあるのでしょうか。わたしは、ワンちゃんの率直でシンプルな性格も大好きなのですが…。

コメントありがとうございます。めめとちゃこの今後も楽しみにしているのです。
実家の犬(ジョン・雄)はネコどころか犬の言語もわからないらしく、うなっている犬にしっぽを振って近づいていっては吠えられて逃げ帰るということが散歩中によくあります。いい加減学んで欲しいのだけど…

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