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【2人はライバル】母親と息子が別々に市長選に立候補、選挙の行方は…?

By ono   2013年3月9日


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■政敵同士の母と息子
 親子といえども敵は敵。アメリカはイリノイ州からのニュースです。母親と息子がそれぞれ市長選に出馬する意向を表明しており、どちらも市政に対するスタンスが異なるとしてどうなるかが話題になっております。
 今回イリノイ州ディスクムア市の市長選に立候補する予定なのが写真↑の親子、ウェンディ・ケーシーさん(左)とランダル・ケーシーさん(右)です。選挙は4月に行われる予定ですが、候補予定者は他にも2人いて、4人で争われる事になりそうです。
 母であるウェンディさんは
 「こんなやつ追い出してやるわよ。」と笑いながら語りました。
 立場上、2人が外で話す事はほとんどなく、キッチンで口論になったり、賃貸用のお金を出し合ったりするときくらいしかお互いと会話をしない、ということです。

■街に対する理想の違い
 ランダルさんは、ディクスムアには安全な郊外が必要だと語ります。犯罪の監視もできて、経済的・社会的にも少ない経費で暮らせるのが理想的だというのが彼の持論です。一方、ウェンディさんはむしろ古い家を活用すべきと語ります。遺棄されてしまった家を接収し、下水道施設を最新のものに作り直し、コミュニティの人間関係を取り戻す事の方が大事だというわけです。
 2人は、今後の選挙においてはもう争いたくはない、という点だけは一致しているようです。
 「”彼女が”僕をサポートできるような、理想的な合意ができればいいんだけどね。」
 とランダルさんが語ると、ウェンディさんもすかさず
 「私もよ。”息子が”私をサポートできるような、理想的な合意ができればいいんですけどね。」
 と、切り返しました。お二人とも、さすがです(笑)

 新しいものを造り出したい息子と、古くからあるものを活かしていきたいという母親、方針は全然ちがいますけど、街の事を真剣に考えているのはどちらも同じ。ウェンディ市長とランダル副市長とかが実現したら(逆もあるかもだけど)いい政治ができるんじゃないかしら。日本人的に考えると、親子で出馬なんかしたら票が割れちゃうじゃんって思うんですけど、アメリカだとそういうことではないんでしょうね。

<ネタ元:UPI.com


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