不法侵入対策で庭にフェイクのお墓を設置。ところが彫ってあるのが実在の名前で…
■墓石で侵入者阻止?
それもまたどうかっていう話なんですけど。アメリカはテキサス州、ヒューストンからのニュースです。浮浪者がやってきてうろうろされるのを防止するため、偽のお墓を設置した方がいたのですが、彫ってあるのが実在の人物の名前だったとして物議をかもしています。
場所はヒューストン・アベニューとノース・メモリアル・ウェイの交差点に面した、あるお宅の芝生です。ここには以前からホームレスの方などがやってきては勝手にたむろしていたのですが、それをやめさせたいと思った土地のオーナーがフェンスを設置し、芝生内に偽の墓石を設置したのです。それが約一年ほど前の話。近くをよく通るという市民は、
「フェンスが設置されたなーと思って見ていたら、2,3か月くらい経った頃、中に墓石が置かれたんだ。どういう意味があるかはすぐわかったよ。あそこで埋葬しているのなんて見たことなかったしね。よっぽど浮浪者に入ってこられるのが嫌だったんだろうね。彼らはいつもあの辺で寝ていたしね。」
■あの墓石、チャペルさんのじゃね?
だそうです。墓地のように見せておけば、勝手に入って来られたりはしないだろうと思ったんでしょうね。ところが最近になって、墓石の名前がどこかで見たことある名前だ、と話題になったのです。書かれているのは「ジョニー・マック・チャペル」、「ディー・ブラウン・ハンコック」、「サンドラ・ラス・ホーエン」の3名。調べたところこの墓石、どうやら実際に亡くなった人の墓石を作った際の失敗作だったことが判明したのですね。設置した男性(名前は明らかになっていません)は「まさか名前が実在の人のものとは知らなかった、残念に思っている」とコメントしています。
■気持ちはわかるけどね
前述のジョニー・マック・チャペルさんの兄弟、ウェイン・チャペルさんはとても驚いている、コメント。ただし、兄は浮浪者の良い友達になるんじゃないか、と語っています。
「ジョニーはきっと彼らと一緒にビアパーティでもするんじゃないかな。」だそうです。彼が亡くなったのが1986年だそうですから、墓石はそのころに彫られたものなんでしょうね。売った業者はばれないと思ったんでしょうけど。ウェインさんは最後に一言、こう述べています。
「自分の土地をきれいにしておきたいという気持ちはわかりますけどね。だけど土地の所有者はその前に浮浪者の人たちを助けるために何をしてあげたのか、聞いてみたいよ。」
締め出すだけじゃ問題は解決しないよね、ということですよね。以前日本でも不法投棄をなくすために、ゴミを捨てられやすいところに鳥居を立てまくったらだれも鳥居の前にはごみを捨てなかったということがありました。手段が似ているけど、あれとはまたちょっと事情が違うかな…。
<ネタ元:abcnews.go.com>
2 Responses so far
5月 21st, 2013
23:31
ど~せなら人魂やミイラ (本物) もつけてくれれば…
ただのお化け屋敷になっちゃうか.
5月 22nd, 2013
07:01
>taco様
そっち路線で人を寄せ付けない方が面白かったのに、ですよね(笑)どうせなら面白い方が◎!
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