12月

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機内で派手に居眠りした男性、着陸に気づかずたった一人で閉じ込められる

By ono   2013年12月9日


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■起きたらあたりが真っ暗に
 電車で寝過ごしとかなら私もやったことありますけどね。というわけでアメリカからのニュース。飛行機の機内で居眠りした男性がいたのですが、誰も起こしてくれず、気がついたら真っ暗なキャビンにひとりぼっちだったという事件がありました。
 被害にあったのは写真の男性、トム・ワグナーさん。彼は先日ユナイテッド航空でルイジアナからヒューストンへと移動していました。途中彼は眠ってしまいましたが、飛行機はヒューストンのブッシュ国際空港へ無事着陸。何事もなく乗客全員と機内スタッフが降りていきました。・・・トムさんを除いて。

■寝ている間に全員降りて
 ニュースの取材に対し、彼はこうコメント。
 「僕が起きたときは明かりも全部消えていたんだよ。何が起きたのか全然わからなかった。乗り継ぎ待ちで飛行機が足止めされているのかもなーなんて思ってたんだ。」
 実際は眠っているトムさんに誰も(スタッフすらも!)気がつかずに降りてしまい、そのままになっていたようです。彼は飛行機を出ようとしたのですが、なんとドアがロックされておりどうにもなりません。
 「仕方なくガールフレンドに電話したんだ。彼女は最初、絶対に冗談だと思ってたよ。でもね、”デビー、僕は閉じ込められてしまったん。本当なんだよ。お願いだから僕が脱出できるように手を貸してくれないか”ってお願いしてさ。」
 ガールフレンドのデビーさんはどうやらトムさんが本当に大変なことになっているのを理解。航空会社へ電話し、すぐに彼を解放してほしいと訴えました。30分以上経った後、クルーが飛行機へと到着、無事に彼は機を降りることができたのです。航空会社ではトムさんに対し、その日の晩に泊まるホテルと歯ブラシなどのアメニティを用意し、お詫びとして250ドル分のクーポンを提供したそうです。

■心からお詫びします
 ユナイテッド航空ではこうコメント。
 「今回の件は12月6日のヒューストン行きフライト4245便で起きました。このような事態に至った経緯については現在も調査中ですが、乗客の方におかけした不便について、心より謝罪いたします。」
 実際、当局でもなぜ機内のクルーが普通に寝ていたトムさんを見過ごしたのかわからないと述べています。トイレに入っていたわけでもありませんしね。当のトムさんの方はかなり怒っているらしく、「私がもし病気にかかっていて、発作か何かで死亡したらどうするつもりだ」とコメントされています。まあ、確かにロックされちゃったらあんな頑丈な乗り物からは降りられないですものねえ。
 そういえば昔、バスで居眠りして起きたら全然知らない景色になってたことがあり、非常に恐怖したのを思い出しました。どうやら目的地と反対方向へ向かうバスに乗ったあげくの居眠りだったせいで、起きたときに何が起きたのか全くわからなかったです。もうあんな不安な思いはしたくないわー・・・みなさんも寝過ごしの危険には要注意ですよ。

<ネタ元:Man Trapped in Empty Dark Plane Cabin at Houston Airport


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