12月

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「機長、早く離陸して下さい!」「俺のサンドイッチが届かないんだよ!!」→2時間遅れ

By ono   2013年12月23日


Bradford-Airport
■サンドイッチもないのかよ
 わがままな機長、嫌いじゃないです。というわけでパキスタンからのニュース。「デリバリーのサンドイッチが届かないから」という理由で2時間も離陸を延期させてしまった機長が問題になっています。
 事件が起きたのはパキスタンにあるラホール空港。先日の土曜日、パキスタン発ニューヨーク行きのPK711便(パキスタン国際航空)は困った問題により空港で足止めをくっていました。機長のための食事がピーナッツとチップス、ビスケットしかないというのです。そんなものでマンチェスター経由でニューヨークまでのフライトは持たないと機長が激怒。五つ星ホテルのケータリングで高級なサンドイッチを届けるように命令。時間がないので何か別なものでも良いかというスタッフからの要請にも耳を貸しません。

■乗客からは不満が爆発
 結局、PIA(パキスタン国際航空)では仕方なく航空会社本部と連絡して機長の要請に応えるためサンドイッチの手配を要請。なんだかんだで午前6時45分だった飛行機の離陸は9時15分までずれ込むことになってしまいました。当然乗客からは不満が続出。大きな問題となりました。
 この航空会社ではコスト削減のため、11月25日から機内食のサンドイッチを廃止しており、ピーナッツだのビスケットだけでこんな長距離フライトができるかという不満がついに爆発した、という感じのようですね。
 当然非難の矛先は機長に向けられるわけですが、パイロットの組合では「今回の事件はコストの削減策をハイライトするために会社側がでっち上げたでたらめだ」と逆に会社側を非難。問題はさらにややこしくなってきております。

 まあ確かに、パキスタンからマンチェスターを経由してニューヨークまで、となるとかなりのフライト時間になるはず。コスト削減とかでスナック程度しかパイロットに与えられないのはあまりにかわいそうですよね・・・。五つ星ホテルのサンドイッチじゃないとダメなのかという気もしますが、食事くらいはきちんと食べないとねえ。日本の航空会社の場合だと機長や複操縦士はエコノミークラスと同じような機内食を食べていると言いますよ。

<ネタ元:Pilot delayed flight for over two hours ‘waiting for delivery of gourmet sandwiches’


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