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おかしなおかしな結婚式-エッフェル塔から自分自身まで-

By ono   2014年6月10日


Chadil-Yuenying
 日本人なら何となく分かる人も多いんじゃないかと思いますが、人が愛情を寄せる対象は何も人間だけとは限りません。ましてや生き物でさえない場合だって。というわけでMirror.co.jpで特集していた「Odd couples, ridiculous relationships and mad marriages(へんてこカップル~おかしな関係とあり得ない結婚式~)」の10例をご紹介しましょう。

1)死体と結婚式を挙げた男
 ↑写真はタイの男性チャディール・デフィさん。デフィさんには付き合っているセリンヤさんという女性がいたのですが、仕事に集中したい、と彼女との結婚を長いこと拒んでいました。けれどもある日、セリンヤさんが自動車事故で亡くなってしまったのです。自分が生前結婚式を挙げてやることができなかったのを悔やんだデフィさんは、葬儀と同じ日に彼女の亡骸の前で結婚式を行ったのでした。2012年1月のできごと。

まだまだ続きます。下からご覧下さい!

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2)エッフェル塔と結婚した女性
 この女性はエリカ・ラトゥール・エッフェルさん。あまりにもパリのエッフェル塔が好き過ぎて、結婚式を挙げることにしたのです。生涯の伴侶として。なので名前も変えました。観光客があまりいないときを選んで塔の上で式を挙行したんだそうです。2007年のこと。

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3)身長差75センチの結婚式
 新郎は真ん中の大きな人!存命している中で世界一背が高い人としてギネスブックにも認定されたトルコのスルタン・コーセン氏です。左隣にいるのがお相手の女性、メルヴェ・ディーボさん。メルヴェさんも170センチ以上と普通の人としては大柄な女性なのですが、なんせスルタンさんの身長が251センチですからね。

Sal 9000, Tokyo - married video game character Nene Anegasaki
4)ゲームのヒロインと結婚式を挙げた男
 どうせ日本人だろと思ったらやっぱり日本人だった・・・。この方は「Sal 9000」と名乗る日本人の男性。ニンテンドーDSのゲーム「ラブプラス」のヒロインの一人、姉ケ崎寧々さんに惚れ込んでしまい、遂にはグアムで式を行うまでになってしまいました。結婚式は2009年11月。

Paul Butzki, Maria Butzki and Peter Gruman
5)2人目の夫を迎え入れることにした妻
 そんなことってあるんですね。ロンドン近郊に住むマリア・バツキさんは、2012年、2人目の夫を迎え入れました。もちろん、最初の夫も一緒です。マリアさんはポールと結婚し2人の子どももいたのですが、ピーター・グルマンという男性を好きになり、どちらも選べなくなってしまいました。最終的に彼女は「どちらとも付き合う」という結論を出した所夫のポールさんも承諾。新たにピーターさんが家族に加わることとなったのです。

Amy-Wolfe
6)ジェットコースターと結婚した女性
 写真だと結構豪快な感じですけど、女性です。名前はエイミー・ウルフさん。ペンシルバニア州にあるジェットコースター、「1001 Nacht(魔法の絨毯の意味)」に恋をしてしまいました。彼女は遊園地、ノーベルズ・アミューズメント・リゾートでこのコースターに10年間で3000回以上も乗り込み、もうこの感情は愛だと確信。現地で結婚式を挙げることにしたのでした。ちなみに彼女はそれまでにも塔や手すりとの、いくつかの恋愛遍歴があるそうです。

Liu Ye, China - married himself (cardboard cut out)
7)自分自身との結婚式を挙げた男性
 どんだけナルシストなんだろう?この男性は中国人のリウ・イエさん。チャイナドレスを着た自分の等身大パネルを作り、それを相手に結婚式を挙げたのです。挙式は2007年の元旦です。当時44歳だったリウさんは自分がナルシストであるということを認めており、その上で”現実世界に置ける自身の不満を表明する”ために結婚式を行ったとコメントしています。何だろう、新手のアートなのかしら。”自身の不満”ていうのは「結婚相手がいない」っていうことなんだろうかー。誰も不幸にならない、という意味では最善かもしれませんね。

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8)自分の愛犬と結婚した女性
 まさに愛犬。ということでこの方はアマンダ・ロジャーズさん。ロンドン南部に住む彼女は2012年8月に自身の愛犬シバ君と結婚式を挙行しました。アマンダさんは20年程前に普通の人間と結婚したのですが、幸せな結婚生活は短い期間で終わってしまいました。シバ君の散歩中にこのアイデアを思い付いたという彼女は、200人の参列者の前でワンコとの永遠の愛を誓ったのです。

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9)コブラと結婚した女性
 蛇と言ったらやっぱりインド。2006年、オリッサ州の州都ブバネシュワル近郊の村でビンバラ・ダスさん(当時30)とコブラ君(名前は明らかになっていません)の結婚式が行われました。彼女は幼いころ病気にかかり、地域の伝統としてコブラにミルクを与えたところ病気が治ったのです。それ以来、彼女はコブラに恋心を抱くようになったんだとか。
 結婚式当日はコブラ君が巣穴から出てこなかったため、代わりに置きもののコブラを横において式を挙行。村人たちからの祝福を受けることとなりました。当地ではコブラは神聖な生き物とされており、皆は喜ばしいこととして受け止めたようです。

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10)お互いの血を飲みあうゴシック結婚式
 それがゴシックってことなのかと聞かれたら何ともわかりませんけれども。リア・ベニンホフさんとアロ・ドレイブンさんの2人は昨年の2月にオンラインで出会い、結婚することとなりました。2人はお互いの趣味が一致したことで付き合うようになり、毎週互いの血液を飲みあうという不思議な関係が続きました。その後、昨年のハロウィンの日に2人はいつもの延長として血液で乾杯、契りを交わしたのです。

 なんというか、人の愛情ってすそ野がひろいなー。あらゆる物に神が宿るっていうアニミズムが古来から浸透している日本人はすぐになんでも擬人化しちゃうけど、そういう意味ではエッフェル塔だのラブプラスだのとの恋愛ってわかるような気もするかな。

<ネタ元:Odd couples, ridiculous relationships and mad marriages from corpses and snakes to inanimate objects


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