ドアノブをクリスタルにしたら火事になった・・・?
■突然起きた火災
ドアノブ一つも油断できないよ、と。いうわけでイギリスからのニュース。ドアノブをキラッキラのクリスタル製にしたら家が火事になるという事件がありました。
被害があったのは7日月曜日の朝8時半。場所はロンドン南部のロデンハースト・ロード沿いにあるお宅です。当時家の内部には誰もいなかったのですが、火災報知機がなっているのに気が付いた近所の建築業者が消防に通報したそうです。
消防隊が到着したころには家の外側にも火が回り始めており、消防士はドアをけ破って中に入り、消火活動を行いました。
■太陽の光が・・・
ロンドン消防局の調査を担当したチャーリー氏はこうコメントしています。
「火災の原因となったのは、バスルームへ通じるドアだと思われます。そこにはクリスタル製の丸いドアノブがついていたのですが、偶然太陽の光が直接当たる状況にあり、その光が一カ所に集約されたようです。子どもが虫眼鏡で紙に火をつけるのと同じことが起こったのです。」
いわゆる「収れん火災」というやつですね。丸いクリスタルがレンズの役割を果たし、まるで虫眼鏡のように一点を焦がしてしまったというのです。結果的に全焼は免れましたが、家の中はご覧のような有様。被害額は数千ポンド(千ポンドは約17万円)だと言われています。
最初に火を見つけた、というダレンさんは
「そんな原因で火事が起きるなんて全然知りませんでした。」と驚いた表情でした。
ちなみに自宅の建設費は150万ポンド(約2.6億円!)と言いますから、結構高級なお宅。この程度の被害で済んで良かったなーと思う訳です。よく水を入れた金魚鉢が原因で同様の火災が起きるなんて話を聞きますが、こちらのサイト(消防科学センター)によれば液体の入ったペットボトルでも同様の効果があったりするらしいので、我々も気をつけないといけませんね!
<ネタ元:Crystal doorknob causes fire, destroying bedroom in £1.5m home>
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