盲目の女性、テーブルに頭をぶつけたら目が見えるように
■13年間の失明生活
不思議なこともあるものです。というわけでニュージーランドからのニュース。コーヒーテーブルに頭をぶつけたら、そのショックで突然目が見えるようになったという女性の実話が話題を呼んでいます。
さて、写真の女性はリサ・リードさん。ニュージーランドのオークランドに住んでいるという彼女は11歳の時、目が見えなくなりました。視神経を圧迫している腫瘍がその原因だったと考えられているそうです。
リサさんの目は治すことができず、そのまま彼女は成長していき、盲導犬のアミと生活するようになりました。
■思い切り”ガツン”
彼女が24歳になったときのことです。ある晩、お休みのキスをアミにしようとしてリサさんがかがんだとき、彼女はうっかりそばにあったコーヒーテーブルに思い切り頭をぶつけてしまいました。痛む頭をさすりながらベッドについたリサさんでしたが、翌日、奇跡のようなことが起こりました。目が覚めてみると、なんと普通に目が見えているのです。
「何が起きてどうなったのか、誰も説明がつけられませんでした。」とリサさん。
「その時の感動、アメイジング、ファンタスティック・・・、ううん、とても言葉では言い表せません。失明して、再び見えるようになるという体験自体も普通の人には理解が難しいでしょう。もう一度世界を視覚的に感じることができるなんて、本当に素晴らしい贈り物をもらったような気持ちでいます。」
最後の視覚的な記憶が11歳で終わっているため、13年ぶりに見た弟はすっかり大人の男性になっていてびっくりしたそうです。母親に対しては「お母さんは変わらないわ、でも少し年を取ったわね」と言ったんだとか。
■慈善団体への寄付を!
さて、そんな不思議な出来事があったのは2000年、今から14年も前のことです。リサさんも結婚して一女の母となったのですが、今こんな話をメディアに話してくれたのは訳があります。彼女も目が不自由だった頃お世話になった視覚障害慈善団体へ恩返しをするべく、メディアを通じて寄付金を呼びかけているのです。
「私は、当時慈善団体の方達が協力してくれたことに、本当に感謝をしているんです。」
それにしても思い切り頭を強く打ったら失明が治ったなんて本当に不思議な話です。だからといって「最近目が悪くなったなあ」とかいう友人の後頭部を捕まえてテーブルに打ち付けたりしたらダメですからね!絶対に!!
<ネタ元:Woman blinded as a child can see again after hitting her head on a coffee table>
Leave a comment