12月

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遺言:葬式はクリスマス仕様で

By ono   2008年12月15日


British man wants Christmas funeral

20081215.jpg また無茶言っちゃって…。とあるイギリス人男性が、自分が死ぬときはお葬式をクリスマスチックなテーマで送って欲しいと言っているそうです。
 この方はメルクシャンに住むアンディ・パークさん44歳。当然まだまだ健康です。彼は自分が死ぬ際に、参列客にできるだけ楽しんでもらいたいとし、人生の最後のゴールをクリスマスで飾りたいと考えているそうです。
 「みんなに微笑んでもらいたいんです。」とパークさんはコメント。参列者にはサンタクロースの衣装を着てもらい、棺を運ぶ人々にはサンタ・エルブスという小人の格好をしてもらうのだそうですよ。
 棺にはトナカイを用意し、式の間中はエリザベス2世女王からのクリスマスメッセージの映像を流し続ける、とも言っています。葬儀屋さんに見積もりを取ってもらったところ、先日話題になった「Merry Xmas Everybody」の生演奏なども含め、コストは104,600ドルくらいかかるだろうとしました。日本円で950万円くらいですね。…って高っ!まあ、普通のお葬式よりははるかにオプションが多いのでしょうけど…。
 さて。元ニュースはこれで終わっているのですが、実はアンディ・パーク氏といえば、15年間もの間休まず、毎日一人だけ家でクリスマスを行う「ミスター・クリスマス」として有名な方なんですね。写真はこちら。バツイチのパークさんには娘が一人いたのですが、現在は大人になって別に暮らしているので、彼は犬と2人で住んでいるのだとか。
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 毎日シェリー酒を飲んでは七面鳥を食べ、自分にクリスマスカードを送りプレゼントを買ってラッピングして自分で開ける。毎晩エリザベス女王のクリスマスメッセージを流してミンスパイのごちそう。ただ、今年の11月にはdaily mailの記事で、アメリカの金融危機のせいでクリスマスの費用をカットしなければならないとコメントしています。14ポンドだった七面鳥を9ポンドにし、ツリーのライトも減らしました。それでもクリスマスは続けていくみたいですね。
 どうして彼がこんなことをするようになったかと言うと、15年前のある出来事がきっかけでした。
 「私はあの日を決して忘れません。1993年7月のある日。太陽は輝いていたのに私の心は何もかもうんざりで退屈していました。その時、家に帰ってクリスマスの飾り付けをしてみました。突然、とても幸せな気持ちになったんです。これは楽しいぞと思いました。次の日も、その次の日も、飾りを続けました。」…それ以来、文字通り毎日がクリスマスになったのですね。

 さすがに一年中やれとは言いませんが、気分が落ち込んでいるときにクリスマスツリーを飾ってみるっていうのはひょっとしたらすごく効果的なんじゃ…?なんとなくクリスマスの雰囲気がわくわくさせる感触っていうのは確かに大人にもあるよね。名付けて「クリスマス・ヒーリング(まんまだし)」、ビジネス特許を取るなら今のうち…!!

<ネタ元:UPI.com


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