12月

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吸引した脂肪をバイオ燃料にしていた医者

By ono   2008年12月24日


Fill ‘Er Up With Human Fat

20081223.jpg エコロジーで良いと思ったんですけど。アメリカはビバリーヒルズからのニュース。形成外科医が、患者から吸引した脂肪を自分が乗る車のバイオ燃料として使用していたことが発覚したそうです。
 このお医者さんはクレイグ・アラン・ビットナー。今週火曜にフォーブズ紙が報じたところによりますと、彼のバイオ燃料作りがわかったのは、彼のアシスタントが無資格のまま手術を行っているという申し立てがあり、州で調査をしている際のことだったそうです。ちなみに燃料を使っていたのは彼のフォードSUVと彼女が乗るリンカーン。
 ビットナー医師の診療所、ビバリーヒルズ・リポスカルプチャーは11月に閉鎖されているようですね。
 「大多数の患者が、私が脂肪を燃料にすることをリクエストしました。それで、今は使いきれない程脂肪があるのです。」
 「彼らはラブ・ハンドル(太ったお腹周りのこと)やぽっちゃりした脂肪を取り去るだけでなく、地球を救うことに参加しているのです。」
 と彼は自身のサイト、「lipodiesel.com」で述べているそうです…が、このサイトはすでに消えてしまいました。ちなみに、カリフォルニア州において人間の医療廃棄物を車両の動力とすることは禁じられています。違法なわけですね。現在ビットナー医師は無資格のアシスタントや手術を失敗したという件で複数から訴えられています。
 当のビットナー医師は11月に診療所を閉鎖した後アメリカを出国しているようです。彼はサイトで「南アメリカでボランティアに従事する」と書いているそうですが…どうにも怪し過ぎです…。

 本人の承諾さえあるなら吸引した脂肪をバイオ燃料に!という発想はすごくありだと思いますが、燃料代分は手術費用を安くしてほしいところ。エコロジーに貢献できるのは良いんだけど手術するお金がないよと言う人は、やっぱり脂肪は自分の燃料にしてエコにするしかないわね、これは。…走れ走れ!!走れってことだね!!

※「ラブ・ハンドル」がどうして「太ったお腹周り」の意味なんだろうと思ったのですが、どうも愛する2人が抱き合ったときに脇のたるたるした肉がちょうどつかみやすいからそう呼ばれているんだそうです。みんなもこれからはデブじゃなくラブハンドルと呼んでいこうじゃないか

<ネタ元:Forbes.com


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