6月

17

開発中のロボットが研究所を脱走、道路が大渋滞に

By ono   2016年6月17日


Robot-escapes-laboratory
■たまたま門が開いていたので
 ロボットも自由が欲しいのかしらね。というわけでロシアからのニュース。研究所を勝手に出て行ったロボットが通りで大渋滞を引き起こし話題になっています。
 事件が起きたのはロシアの都市ペルミ。ここのプロモボット・ラボラトリーで人の質問に答えたり、道順を教えたりしてコミュニケーションが取れるというロボットが開発されていたのですが、このロボット「プロモボット」が研究所から出て行ってしまったようです。警察によれば、プロモボットは新しいバージョンの開発が進められており、独立して歩き回れる運動能力についての検査を受けている最中だった、とのことです。たまたま研究所の門が開けっ放しになっていたため、ロボットが出て行ってしまったのだとか。

■道路の真ん中でバッテリー切れ
 同研究所の担当技術者はこうコメント。
「ロボットは試験場所で独立した運動アルゴリズムについて学習しているところでした。これは現在プロモボットの最新バージョンの大きな機能を占めているんです。当社のエンジニアが門を閉めるのを忘れていたのです。それで、ロボットは逃げ出し、ちょっとした冒険の旅に出て行ってしまったのですね。」
 旅と行ってもこのプロモボットが外を歩いたのは門から164フィート(約50メートル)ほど。そこでバッテリーが切れてしまったために、ロボットは道路の真ん中で立ち止まってしまいました。これにより車がスムーズに走れなくなり、付近が渋滞となったのですね。交通警察が通報を受けて直ちに出動し、交通整理にあたるはめになりました。
 こちらがその時に撮影された映像です。

■本当に”閉め忘れた”の?
 警官も何か近寄りがたいのでしょうか。困った様子で遠巻きに眺めています。この後ロボットはプロモボット・ラボラトリーの担当者によって回収されたのですが、一部ではこれは同社による意図的な宣伝活動の一環なのではないかと邪推する人もいるようです。ま、確かに話題になりましたしね。道順を教える機能の前に、勝手に車道に出て来ないっていう機能もつけなきゃいけないかもですね・・・。

関連:
異形の”尻ロボット”、作ってる方は大まじめだった
 ロボットも色々。
刑務所もハイテク化?韓国が看守ロボットを導入予定
 2011年のニュースなので、すでに実践投入されているはずなんですが、どうなったのかしらねこれ?

<ネタ元:Robot escapes laboratory, causes traffic jam in Russian city


Leave a comment


QLOOKアクセス解析