2月

8

ヒロインが力強いのはお家芸?映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

By ono   2017年2月8日


2017-02-07-001
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
 今さらではありますけど、あまりにもファンが多い映画ってコメントしづらくないですか。このブログは観てる人がいないので大丈夫だと思いますけど。スターウォーズの話をしようとするともうみんな好き過ぎて話が噛み合ないのよね。新三部作は認めない派の人やら、もう完全にフォース狂の人やら、アンチのくせにやたら詳しい結局観てるんじゃねーか野郎などなど・・・面倒くさい・・・こんなに好きなのに・・・いや、好きだからこそ面倒くさいのか・・・
 そういえば、漫画「木根さんの一人でキネマ」でも良い年をしたおじさん達が「初めての人はスターウォーズをどの順番で観るべきか」で大論争。
2017-02-08-002
 ↑第1巻「4本目・スターウォーズ」から

 だいたいこの漫画の時点でさえ7作目の「フォースの覚醒」も「ローグ・ワン」も公開されていない訳ですから、今そんな話をし出したらひどいことになるのは自明の理。ちなみに「ローグ・ワン」はエピソード4でレイア姫がR2−D2に託したデススターの設計図がどうやって反乱軍の手に渡ったのか、を描く作品。つまりエピソード4の直前までのストーリーなのです。どの順番で観るべきか問題ががぜんややこしくなってきそうですねははは。
2202_chirrut_imwe_main
 ↑チアルート・イムウェ。ジェダイなき時代、ひたすらにフォースを信じて戦う盲目の戦士。ローグワンの中でも一番好きなキャラクターです。ローグ・ワンは脇役の個性が強くて愛せるキャラが多い!

■アクティブでガッツのあるヒロイン
 ローグ・ワンはジン・アーソというヒロインが主人公。エピソード7に続いて女性が主役です。とにかく前向きでやんちゃだけど芯のある女性でした。お亡くなりになったキャリー・フィッシャーのレイア姫とはちょっとキャラが違いますけど、女性が強いのがスターウォーズの特徴なんでしょうか。ちなみに本作ではほんのちょっとだけレイア姫が登場します。逆にジン・アーソを助けるナイト的なキャラは「冷静沈着かつ厳格、規則を守ることに重きを置くタイプ」のキャシアン・アンドー。サポート役としてはピカイチだね!サポート役としては!
the-art-of-rogue-one-a-star-wars-story-11-concept-art-768x352
■まだ間に合う、是非映画館でご覧に
 まだ大きな映画館では上映してますが、そろそろ終わっちゃうかな?でもスターウォーズは是非劇場で見たい作品です。特に後半、反乱軍が一斉に惑星スカリフへ駆けつける辺りからはド派手でスケールの大きい場面が目白押し。Xーウイングがガンガンドッグファイトを繰り広げる横で、トリッキーかつ壮絶な艦隊戦も行われて目が離せません。ここは是非4Dでアトラクション感を楽しみたいところです。ここを観るためだけに出かけていっても損は無い。たぶん。

■回を追うごとに薄れるハチャメチャ感
 昨年、映画公開に合わせて旧作がテレビ上映されましたよね。それで久しぶりにエピソード4を観ていて思ったんです。「ああ、スターウォーズってほんとにスペースオペラなんだな」と。かっこいい宇宙船がビュンビュン飛び周り、ヘンテコな宇宙人がワラワラ出てきて、少年が成長してお姫様を助けてサクッと終わる。そういうベッタベタなファンタジーを最高にクールな映像で見せる、そういう映画だったね。
 だけど、回を重ねて世界感が広がり、重みを増し、CGがどんどんクオリティを上げていった結果、僕らが昔観ていた、あのハチャメチャでちょっぴり滑稽だけどどこを切り取ってもかっこいい、そういう荒唐無稽さが薄れてしまったように思うんです。ローグ・ワンも最後は素晴らしい映像で盛り上がりますけど、前半はとにかく重いんです。ストーリーも展開も。そこが何だか寂しい感じがしました。子どもの頃観ていたあのワクワク感はもう味わえないのでしょうか。やだな、年を取るって。

 スターウォーズシリーズを観たことが無いという人も、本作からでも楽しめますので是非お試しを。面白かったら続きでエピソード4をどうぞ。エピソード4の軽さとテンションの高さを味わってみるのもオススメですよ。

  


One Response so far

お忙しいでしょうが、『がらくたPodcast』のほうもよろしくお願いいたします。

Leave a comment


QLOOKアクセス解析