バースデーカードを３６年間使いまわしている兄弟

By ono 　　2009年3月11日

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Cheapskate brothers exchange same birthday card for 36 years

　エコとけちは表裏一体？アメリカからのニュース。タイトルの通り、１９７３年から今日まで、たった一枚のバースデーカードを使いまわしている兄弟がいるのです。同じカードをお互いに送っているのですね。この二人はダリル・カルバーソンさん（62）とダン・カルバーソンさん（68）。写真に写っているのは弟のダリルさんです。
　毎年１月、ダリルさんはボールダー郊外のダンさんへこのカードを送り、数ヵ月後今度はダンさんがコロラドスプリンスのダリルさんへ送り返すのです。３０年以上の年を経てカードは黄色くなり、端っこはすり減ってテープで補強されているとか。
　ダリルさんは彼の兄ダンさんを”自分が今まで会ったもっともけちな人”と言っています。もちろん自分も同じくらいなんですけどね。ある年、この兄弟はバースデープレゼントの交換を止めることにし、代わりにバースデーカードを送ることに決めました。ダリルさんはマスクをした盗賊がバイクにまたがっている安っぽい図案のカードに「安物おばけの逆襲だ！」とメッセージを付けてダンさんに送りました。ダンさんはこれを送り返したらさらに安っぽくて面白いだろうと思い、そのカードにメッセージをつけ足し、ダリルさんの誕生日にそのまま送ったのです。こうして二人の伝統のやりとりが始まりました。カードは一度も紛失されることもなく、郵便料金が不足していたときですら届けられたといいます。
　二人は死ぬまでカードのやり取りを続けるそうですよ。毎回互いのサインを消して自分のサインを書き足してから送っているということですので、書き込むスペースが無くなって仕方なく新しいのを買うかどちらかが死んじゃうかが問題だということらしいです。
　きっとものすごい頑固者兄弟だと思うんですけど、そのくせなんかお互いに通じ合っているというか。メッセージを書き込む場所が無くなっても無理やり小さい字で書いてよこしたりすると思うのよね。一度きりのおしゃれなカードもいいけど、送り返すたびにちょっとした歴史が積み重ねられていくような、そんなカードも素敵だなあと思うのでした。

＜ネタ元：gazette.com＞