By ono
■まさにクレイジー・クライマー?
ちゃんと登れてますね!イギリスからのニュース。発明家の男性がテスコで買った2台の掃除機を改造して壁に張り付き、30フィートの高さをよじ登ったそうです。
ちなみにこの男性はジェム・スタンズフィールドさん39歳。彼が張り付いているのはイーストサセックスのホブ・パーク・スクールです。BBCの科学番組「Bang Goes the Theory」のキャスターを務める科学者の彼は、家庭用掃除機を改造し背中に背負い、お盆のような吸引パッドを取り付け壁に吸い付くようにしたのですね。
■子どもたちをインスパイアしたいんだ
今回のデモンストレーションはポーツレイドの近くで開催されたこの壁登りガジェットを製作するワークショップでの一場面です。彼は今回のイベントに関してこうコメントしました。
「この道具は、ジャンク部品の中から何かスーパーマンになれるようなものを作ろうという挑戦の中でひらめいたアイデアでした。吸引力のある掃除機は自分の体重を支えることが出来るとわかったんです。」
スタンズフィールドさんは昨年この壁登りマシンを考案し、BBCビルの壁を120フィート(約36メートル)登って話題になりました。このときのBBCの記事がこちらで、映像もあります。こうした活動を通じて彼は未来の科学者がインスパイアされることを願っているそうです。
「私の活動で子供たちに、自分の周りの世界を理解すれば、それを操ることもできるって教えてあげたいんだ。毎日使ってるような退屈なものでもエキサイティングになったりするんだってね。」
さてこのスタンズフィールドさん、映画「アベンジャーズ」や「ヴァン・ヘルシング」の特殊効果を担当していたという異色の経歴を持ち、今までにも圧搾空気で走るバイクを発明したり、水上を歩くブーツでニューサイエンティスト賞に輝いたりもしているのです。
ちなみに次の彼のチャレンジは、「コーヒー豆を動力にした車でロンドンからマンチェスターまで走る」です。何をどうやったらそういう発想になるんでしょう。素敵すぎます!
掃除機で壁を登ろうっていう発想がすごいよね。
じゃあぼくは炊飯ジャーで登ってみせるよ。
バカなのかい?
<ネタ元:The Sun,Telegraph.co.uk>
By ono
■行きつけのバーが招いた二人の幸せ
おめでとうございます!アメリカはサウスカロライナからのニュース。91才の女性と90才の男性がバレンタインデーにめでたく結婚式を挙げたとのことです。
この二人はヘレン・スミスさんとロジャー・ブリッグスさん。ビューフォートのバー「ヘミングウェイズ・ビストロ」のスタッフが数ヶ月前にお互いを紹介したのがきっかけでした。店の常連客だったヘレンさんはとても視力が悪く、自分の住むボートへとエスコートしてくれる人を必要としていました。一方でロジャーさんは1年半前に63年連れ添った妻に先立たれ寂しく暮らしていたのです。
■新しい恋に若返る
ロジャーさんは引退前はアラスカで鮭の漁師をしていたために船の扱いに慣れており、ヘレンさんのドックにつけてあるハウスボートを操作するにはうってつけだったのですね。パブの常連同士だった二人は自然に打ち解けて会話するようになり、その頻度も増していきました。先月ついにロジャーさんがヘレンさんにプロポーズ。先日馴染みのバーで結婚式が行われたのです。
「二人には一緒に話す話題がたくさんありました。楽しそうな様子はまるでティーンエイジャー同士のようでした。周りの人もみんな祝福してくれて、前へ進みなさいと言ってくれたんですね。私も彼らの未来には沢山の幸せがあると思いますよ。」バーのマネージャーは二人のことをそう語ってくれました。
■二人でアラスカへクルージング
お年もお年ですから、将来への計画はそれほど安定していませんが、ロジャーさんはスクーナー船を買って彼のお嫁さんとアラスカへの旅に出ることを夢見ているそうです。自分のハウスボートよりも新しい船に興味が行ってしまってるロジャーさんを、ヘレンさんはこう語っています。
「あの人はもう新しいボートの方に心が行ってしまっているの。でも私はとても幸せな少女だわね。」
長寿社会ですし、パートナーに先立たれて一人ぼっちっていう状況は今後も増えると思われます。行きつけのお店を確保しておくのは意外と大事かもしれないよね。一人でぶらりと飲みに行ける店、ありますか?
<ネタ元:islandpacket.com>
By ono
雪祭りも終わったし、雪はもういいです!吹雪の続く北海道からお届けのがらくたpodcast第53回。今週は全員揃ってのお届けです。どうぞ!
・ナッツを巡って大乱闘
・奇跡・漁師が救い上げたカメラ
・クルーラ航空の「バカのガイド」ペイント
パーソナリティ:オノ(管理人)、トミノ、マーサ(14分18秒)
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■侵入者から守りたかった
物騒なのでやめてくださいね。ロシアからのニュース。自宅を侵入者から守るために庭に地雷を設置していた男性が有罪になりました。
この男性はアレキサンドル・スコピンツェフ。中国との国境に近いプリモリエ東部に住む男性です。彼は昨年の7月に自宅のガレージで爆発するトラップを3つ自作し、庭の周りにそれを設置したそうです。
■目的は達成したものの…
それは確実に作動しました。8月に侵入者がこのトラップに引っかかり大爆発。派手に負傷するはめになり、自宅の防衛としては成功だったのですが、やはり彼は逮捕されてしまいました。結果、有罪判決。
ウスリースクの法廷では「不当な建設行為」と「武器の所持」に対して有罪を下し、スコピンツェフさんに2年半の執行猶予を言い渡しました。
狙いとしては大当たりだったんですけど、社会の仕組み的にはやっぱりNGでした。それでも心ない侵入者はいるんでしょうから、もうちょっとやさしい懲らしめ方を考えていただきたいと思います
関連:自分で仕掛けたブービートラップに引っかかった男
<ネタ元:Dailytelegraph>
By ono
■物理的にも思い出的にも貴重な一枚
上の写真は豪華客船クイーン・メリー2でクルージングを楽しむバーバラ・グレゴリーさん。実はこの写真、とても貴重なものです。なぜならこれは、撮影した後に誤って海に落っことしてしまったにもかかわらず偶然漁師の網にかかって引き上げられたカメラのメモリーカードに残されていた写真(長い)だったからです。南アフリカからのニュース。
■カメラは大西洋に
南アフリカのヨハネスブルグに住むバーバラ・グレゴリーさんとデニス・グレゴリーさん夫妻(65)は2008年、クイーン・メリー2に乗り込んで旅をしていました。途中ニューヨークからサウサンプトンまで向かう航路の途中で、夫妻は持って来ていたカメラ、ニコンのP90を海に落としてしまったのです。広大な海のどこかに落としたカメラを彼らはしかたないとあきらめざるを得ませんでした。
ところが16ヶ月後。スペインの漁師、ベニート・エステベスさんが網にかかったカメラを引き上げました。メモリーカードを取り出してみるとなんと写真データが残っていたことに驚いたベニートさんは、この写真を持ち主に見せたいと決意。5枚の写真をネットにアップして情報を呼びかけたのです。この話をイギリスのメディアが聞きつけて報道すると、それを見たオックスフォードシャーに住むグレゴリー夫妻の友人がすぐに連絡。遂に南アのバーバラさんとスペインのデニスさんがつながったのです。
■バーバラさんのコメント
バーバラさんは今回の感想をこうコメントしました。
「スペインの漁師の方がこんなに骨を折って下さったなんて、感動的です。文字通り、夢がかないました。こんな形でカメラが再び見つかるなんて、想像もできませんでした。だってそれは大西洋の海の底へ落としてしまったのですから。
16ヶ月もの間深い水中でカメラが生きていたなんて素晴らしいことです。言葉が出てきません。」
さすがにカメラは壊れてしまっていたと思いますけど、メモリーカードが無事だったこと、何より偶然漁師の網にかかったのがすごいです。こんなことってあるんですね。P90もいい仕事したなー。GJ。
いい話だね。漁師さんの熱意がありがたかった。
恥ずかしい写真を撮らなかったからこそ成り立った美談だよね。紙一重だ。
何が?
<ネタ元:Telegraph.co.uk>