海に落としたカメラ、漁師の網にかかる
■物理的にも思い出的にも貴重な一枚
上の写真は豪華客船クイーン・メリー2でクルージングを楽しむバーバラ・グレゴリーさん。実はこの写真、とても貴重なものです。なぜならこれは、撮影した後に誤って海に落っことしてしまったにもかかわらず偶然漁師の網にかかって引き上げられたカメラのメモリーカードに残されていた写真(長い)だったからです。南アフリカからのニュース。
■カメラは大西洋に
南アフリカのヨハネスブルグに住むバーバラ・グレゴリーさんとデニス・グレゴリーさん夫妻(65)は2008年、クイーン・メリー2に乗り込んで旅をしていました。途中ニューヨークからサウサンプトンまで向かう航路の途中で、夫妻は持って来ていたカメラ、ニコンのP90を海に落としてしまったのです。広大な海のどこかに落としたカメラを彼らはしかたないとあきらめざるを得ませんでした。
ところが16ヶ月後。スペインの漁師、ベニート・エステベスさんが網にかかったカメラを引き上げました。メモリーカードを取り出してみるとなんと写真データが残っていたことに驚いたベニートさんは、この写真を持ち主に見せたいと決意。5枚の写真をネットにアップして情報を呼びかけたのです。この話をイギリスのメディアが聞きつけて報道すると、それを見たオックスフォードシャーに住むグレゴリー夫妻の友人がすぐに連絡。遂に南アのバーバラさんとスペインのデニスさんがつながったのです。
■バーバラさんのコメント
バーバラさんは今回の感想をこうコメントしました。
「スペインの漁師の方がこんなに骨を折って下さったなんて、感動的です。文字通り、夢がかないました。こんな形でカメラが再び見つかるなんて、想像もできませんでした。だってそれは大西洋の海の底へ落としてしまったのですから。
16ヶ月もの間深い水中でカメラが生きていたなんて素晴らしいことです。言葉が出てきません。」
さすがにカメラは壊れてしまっていたと思いますけど、メモリーカードが無事だったこと、何より偶然漁師の網にかかったのがすごいです。こんなことってあるんですね。P90もいい仕事したなー。GJ。
いい話だね。漁師さんの熱意がありがたかった。
恥ずかしい写真を撮らなかったからこそ成り立った美談だよね。紙一重だ。
何が?
<ネタ元:Telegraph.co.uk>
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