By ono
■偶然見つけた溺れる男
自殺が人を助けることもある?ということでイギリスはロンドンからのニュースです。自殺しようとしている人を助けにいったら偶然溺れている人を発見、という出来事がありました。
事件が起きたのは先週の水曜日の午前11時頃、場所はロンドンブリッジです。橋から川に飛び込もうとしている男がいると通報があり、RNLI(王立救命艇協会)の船↑が早速現場へと向かいました。
ところが、救命艇がロンドンブリッジに着いてみると、一人の溺れかけている男を偶然発見したのです。どうやら服が重くなってしまい、浮き沈みしながら押し流されているという状況でした。自殺男も心配ですが、とにかく目の前の溺れている人が優先です。すぐに船を近づけると彼を引き上げることにしました。
■低体温症で頭が錯乱?
救命艇乗務員のトニ・スカー氏はこうコメント。
「彼は低体温症にかかっていましたが本当に申し訳なさそうで、どうしてこんなことになったのかよくわからない、と言っていましたよ。他の救命艇は近くに1隻もおらず、もし我々が来なかったら彼は助からなかったんじゃないかと思いますね。」
・・・救命艇の方はすっかり溺れた人の救助に気を取られちゃってますが、同様に現場に急行した警察の方では、橋の上の自殺志願男に声をかけ、思いとどまるよう説得していたのでした。結果、男は考えを改めたようで、警察に無事に保護されたそうです。
男性の自殺志願のおかげで溺れていた人が助かった、てことになるんですけど、自殺男さんの方は複雑な気持ちでしょうねこれ。結果だけ見ると全員助かってハッピーエンドですけど、”良かったな、自殺してみてさ!”とも言えませんしねえ・・・
<ネタ元:Suicide threat leads to rescue of drowning man in London>
By ono
■強盗そのものはうまくいったのです
あーこれ私よくやってるわー。というわけでアメリカはニュージャージー州からのニュース。銀行強盗が自分の車のキーをなくしてしまい、走って逃げるという事件がありました。
事件が起きたのは先週の火曜日、ハドソンシティ貯蓄銀行に強盗が入りました。犯人はドナルド・ヴァン・アースデイル(48)、店内に入ると出納係を脅し、現金2000ドルを受け取ったそうです。
■現場に落ちてた車のキー
ドナルドは慌てていたのか、逃走する際に受け取った現金の一部と、自分の持ち物を現場に落としていきました。その中には車のキーらしきものもあったそうです。後でわかったのですが、犯人は銀行の駐車場に自分の車を停めており、それで逃走するはずだったのです。ところがいざ車まで戻ってみると自分のキーが見つかりません。途中で落としちゃったんですね。彼は仕方なく走って逃げて行きました。
通報を受けた警察はすぐに現場に急行、走って逃げるドナルドを追いかけ、現場から2,3ブロック離れた場所で彼を確保しました。彼が逃走中に落とした持ち物や現金は後程全て回収されました。
ちなみにドナルドは2月の22日にも強盗事件を起こしており、13万ドルの保釈金を言い渡されているのでした。
仕事場から帰るときに必ずと言っていいほどキーを忘れて取りに戻ってくる私としては非常に親近感のわく強盗ですけど、ここは知らんぷりして「鍵落ちてなかった-?」って戻ってきてくれたら最高だったね。
<ネタ元:Bank robber forgot car keys, police say>
By ono
■顧客のプレイの最中に・・・?
ISO9001取得のSMクラブとかは聞かないですけどね。というわけでイギリスからのニュース。SM中に火災が発生したのですが、クラブの施設が消防法を満たしていないという罪で起訴された女王様がいらっしゃるようです。
写真の女性はロレイン・ホワイトさん41歳。元美容師というロレインさんは、マンチェスターのストックポートにおいて現在SMクラブの女王様として自らの施設で活動されています。冷めた目つきが何ともそれっぽくて素敵ですね。先日も、とある男性に女装をさせ、地下にある専用の部屋で鎖につなぎ、鞭をふるっておられました。ところが、ヒーターからガス漏れが起き、ちょっとした火災が起きてしまったのです。ビル全体の管理人が煙を見つけて消防に通報、すぐに消防隊が駆けつけたのですが、なんせ火災が起きている地下の部分は完全な密室。ロックも厳重だったためになかなか消防隊が入っていけず非常に苦労したそうです。
■中に全然入れない
さて、消防士の皆さんが扉を開けて地下に降りていくとびっくりです。手錠だのチェーンだのの物騒な拘束具がそこら中にあるわ、女装された男が鎖に繋がれて鞭で打たれてるわ・・・やたらテンションが高いと思ったら、そばには笑気ガスの入れ物まで転がっている有様です。ともかくも、火災の鎮火には成功しました。
ところが翌日、消防はロレインさんを告訴することにしました。防火施設に不備が多過ぎて消防法に違反している、というのがその理由です。ストックポート治安判事は、消防局の証言を聞いたところ建物内に入っていくのに非常に苦労したこと、火災報知器はマニュアルで動かされた一機があるだけ、一つしかない非常口は完全にロックされている状態で、とても安全とは言いがたい状況だった述べました。判事はロレインさんにこう訪ねました。
「あなたの顧客が笑気ガスでもうろうとしている時に火事があったらどうなるか、考えたことはなかったのですか。」
彼女はまったく気に留めていなかった、防火施設に対しての責任などという考えそのものが無かったと答えたそうです。また、部屋でのプレイに関してはこうコメント。
「べつにそれほどハードなことはしていないわ。ボンデージを着せたり、マスクやギャグボールをつけたり、そうね、あとは女装させたりするくらいよ。」
問題の顧客用施設
■消防法への違反で罰金に
結局、ロレインさんは適切な火災報知器の設置、非常口の維持、非常用照明の導入などを怠り防火規則を破ったという罪で5000ポンド、後に経費などを加算して最終的に8000ポンド(約135万円)の支払いを命じられてしまいました。自分の施設も火災で被害にあっているので、罰金の支払いは毎月100ポンドずつの分割にしてもらったそうです。
GMFRS(グレーター・マンチェスター・ファイア・アンド・レスキュー・サービス)のディレクターを務めるピーター・オライリー氏は真顔でこうコメントしてくれました。
「どんなビジネスであろうとも防火への備えは必須です。全ての企業は、火災が起きた際にスタッフと顧客が最高の状態で脱出できるようにすべきです。」だそうです。
それにしても間が悪い時に火事が起きたよね・・・。ロレインさんも災難だけど、一番かわいそうなのは、消防士が入って来た時に女装で壁に繋がれてたお客さんだよ!そこは忘れないであげてほしいと思う!
<ネタ元:Dominatrix who chained men up and whipped them faces an £8,000 bill…for breaching fire safety rules>
By ono
■ツアー中の小休止で何かが起きた
女性は服でイメージ変わるからね。というわけでアイスランドからのニュース。ツアーの最中に行方不明になった女性がいて捜索隊が組織されるはめになったのですが、実はその女性が最初から皆の中に混じっていたという出来事がありました。
事件が起きたのはアイスランドのカトラ火山。ここにある世界最大の割れ目火口、「エルトギャゥ」を散策するツアーバスの中でのことでした。目的地へ向かう途中の施設で、休憩のためにバスが止まりました。多くの乗客は各自降りたのですが、いざ出発する段になり、乗客の一人が「まだ戻ってきていない女性がいる」と言い出し、問題になったのです。
■遂に捜索隊が到着
実はその「戻ってきてない」女性、バスを降りた後服を着替えて再び乗り込んだのですが、発言した乗客は服が変わっているので気付かなかったのですね。女性は女性でまさか自分のことを探しているとも思わず、戻ってこないというその女性をみんなと一緒に待つことにしたのです。
しばらくの時間が経ちましたが、問題の女性が戻ってくる気配はありません。当然です。本人はもう車に乗り込んでいるのですから。何だかおかしなことになっている車内では女性に何かがあったと断定、捜索隊を要請することになりました。
カトラ火山には直ちに50人規模の捜索隊が到着。バスの周囲から山の奥まで女性の探索が開始されましたが時間だけが過ぎていったのでした。そして、深夜の午前3時になる頃。車内の乗客がもう一度いなくなった女性について情報を整理し始めました。そうして初めて、大事なことに気が付いたのです。
「・・・あれ?車内の人数、一人も減ってないんじゃないの?」
結局その場ですぐに捜索は中止されました。その後乗客がどうしたのかは記事になっていないのでわかりません。それにしても、ツアーとは言いつつも乗客リストとかなかったんでしょうか。シャトルバス的な自由なやつだったのかな。
服を着替えたせいで別人だと思われていた女性は帰りの車中気まずかったんじゃないかとか、そっちの方が心配で仕方ありません。
<ネタ元:Woman accidentally joins search party looking for herself>
By ono
■排水溝は狭かった
お金が絡むと人は変わるものです。というわけでアメリカはオクラホマ州からのニュース。排水溝に落ちたお金を追いかけたら出られなくなった人がいて大変です。
さて、先日、通りすがりの学生が、遠くから助けを求める男の声を聞きました。耳をすますと、地面の下の方から聞こえてくるのです。学生はすぐに警察を呼び、近くの捜索を始めたのですが、男はどうやら道路わきにある排水溝に入ってしまったようで、かなり奥の方で身動きが取れなくなっているのが見つかりました。
■2、3日も出られずに
オクラホマ警察のジョン巡査部長は、事件についてこう報告しています。
「我々は、助けを求める叫びを聞き取ることができました。排水管のかなり奥の方で男性を発見しましたが、彼は2,3日は動けずにいたそうです。」
もう一人の警官、アリシア氏も事件についてコメント。
「あれほど奥まで進んでいったことも不思議ですが、それ以上に何日もあの場所で動けずにいて無事だったことは驚きです。彼は暗く湿ったパイプの中を道路から15フィート(4.5m)も奥へと進んでいて、どこかでぶつけたのか、頭にはこぶがありました。」
どうしてこんな事態になったのかと言いますと、この男の人、20ドル札をうっかり排水溝に落としてしまったんですね。お金に困っていた男性はあきらめることができず、排水溝の蓋をあけ中へ中へと入って行ったのですが、ついに途中で動けなくなってしまった、ということのようです。
ちなみに結局20ドルは見つからなかったんだとか。本当に骨折り損だったね。大きな怪我がなかったことだけが不幸中の幸いです。
<ネタ元:Cash-strapped man who chased dropped $20 bill into drain was stuck underground for TWO DAYS>