By ono
■突然のバットを持った来訪者
あー、確かにこんな場面あったなーっていう。アメリカはフロリダ州からのニュースです。復讐のつもりで相手が所有している車を破壊したところ、その車はどうやら関係ない隣人のものだったという事件が発生しています。バカ。
さて、この事件が起きたのは今週の火曜日、午後12時30分頃。場所はフロリダ州ブレーデントンのハーバー・ループです。被害者の証言によれば、自宅にいたところ、突然男がやって来て、自宅の外に停めてあった彼の車をバットで殴り始めたというのです。被害者は怖くて止めに出て行けませんでしたが、犯人が知っている人物だったのですぐに警察に通報しました。
■色もモデルも似ていたから
彼の証言では犯人の名前はライアン・T・スミス、22歳。ライアンは警察の手配により間もなく逮捕されて取り調べが行われたのですが、理由を聞いたところ個人的な遺恨があって復讐のために車を破壊したのですが、よくよく聞くと相手は今回の被害者と全然違う人。どうやら色やモデルがよく似た別の車をやってしまったということがわかりました。被害者の人は何にも関係ないのに車を壊されちゃった訳ですね。ついてないったらほんとに。
車の被害総額は1600ドルと推定されています。ライアンはマナティー郡刑務所に拘留されていましたが、1500ドルの保釈金により解放されたそうです。今度こそあいつの車を・・・じゃなくて、もうそういうのはやめた方が良いと思います。
ちなみに映画「ビッグ・リボウスキ」でも全く同じシチュエーションのシーンがありまして、冒頭の写真はその一場面。こんな感じです。
証拠の宿題を突きつけて「これはお前のだろ!カネをどこにやった!言えよ!」とキレるデュード。無視するラリー少年。「そう言うことならプランBだ」というデュード。バールで外に停めてある赤いシボレーを「こうしてやる!こうしてやる!」と壊し始めるデュード。停めに入るとなりのおじさん。どうも隣のおじさんの車だったらしい。おじさんキレてデュードの車をボッコボコに・・・
いいなーこのダメな感じ。終始こんなノリの映画「ビッグ・リボウスキ」ですが、こういう奇天烈な人たちもたまには実社会にいるってことなんだなー。
<ネタ元:Bradenton man charged with whacking car with bat>
By ono
■マカロニは犯罪の臭い
歩きながら食べるのは良くない訳です。マナー的に。というわけでアメリカはニューヨーク州からのニュース。犯行後にマカロニサラダを食べながら逃げて行った犯人が、食べこぼして路上に落ちていたマカロニのせいで逮捕されるという事件がありました。
事件が発覚したのは先週日曜日の早朝。リビングストン郡の警察に、バーガーショップから泥棒に入られたという通報がありました。この店はマウント・モリスにある、ビルド・ア・バーガー・スタイルのバーガー店。 バンズやパティーを自由に選べるタイプのお店ですね。 通報によれば店内の監視カメラシステム一式とレジ、それに手袋や小銭が盗まれていたそうです。それと、マカロニサラダの入った大きなボウルも。
■辿っていったら犯人逮捕
どうやら複数いた泥棒が、犯行後に代わるがわる盗んだマカロニサラダを食べながら歩いて逃走したようなのですが、食べこぼしながら歩いたために道路状に所々マカロニが落ちており、警察がすぐに逃走経路を特定できたそうです。結果、犯人はすぐに捕まることとなったのでした。
犯人は同じくマウント・モリスに住んでいるマシュー・P・サペトコ(34)、ティモシー・S・ウォーカージュニア(23)、ジェームズ・P・マルーロ(35)。3人は現在違法薬物の所持なども発覚し第3級強盗罪などでリブングストン郡刑務所に収監されています。
そういえば、以前にもポップコーンを食べこぼしながら逃走した犯人がすぐに捕まるっていう事件を紹介しました。この時も道路上に点々とポップコーンが落ちてて、自宅まですぐにたどり着けたという事例ですね。
→お菓子をこぼしながら逃げた泥棒、捕まる
何をするにも「ながら」は良くないねっていう話でした。逃げるときは一心不乱に逃げるべし。
<ネタ元:Macaroni salad trail leads to arrest for 3>
By ono
■塀の中に倒れた男
痛みは感じなかったのでしょうか。というわけで、イギリスはウエスト・ヨークシャーからのニュース。酔っぱらった男性が高い塀から落ちて救助されたのですが、発見されてから病院で診察が終わるまで、ずっといびきをかいて寝ていたということで評判になっております。
さてこの男性は名前が明らかになっていませんが30代半ば、180センチで120キロ超というかなり体格の良さ。先週土曜日の深夜、ウエスト・ヨークシャーのハッダーズフィールドにある「ダスティ・ミラー」という酒場の外で倒れているのを発見されました。どうやら高さ4メートル近い塀の上から、塀の内側に落ちてしまったようです。
最初記事を読んでいて「塀?塀の上から落ちた?わざわざよじ上ってから落ちたのかな?」とよくわからなかったのですが、ストリートビューでお店の前に行ってみたら何となくわかりました。
全体的に傾斜した地形になっているので、普通に歩いていても塀に足を引っかけて下へ落ちる、という状況が生まれそうな感じですね。
■ずっと寝ていました
さて、通行人からの知らせを受けて消防隊が駆けつけたのですが、彼の落ちた「塀の内側」というのがちょっとやっかいだったようです。消防士のシェーン・バーン氏はこうコメントしています。
「(木がびっしり茂っていたので)彼の周囲のいくつかの木を切り倒さなければなりませんでした。他にも古びた鉄門があり、これもこじ開けなければならなかったのです。何とか彼を救助すると急いで救急車へ運び、ハッダーズフィールド王立診療所に搬送することができました。大きな怪我は特に無かったようです。」
さて、気になるのは4メートル近い塀の上から落ちたというこの男性についてですが、シェーン氏曰く、
「救助にはおよそ30分くらいかかりましたが、その間彼はずっといびきをかいて寝ていましたよ。」だそうです。すごいね!
そう言えば以前にも「12メートルのバルコニーから道路へ転落した酔っぱらいが全く無傷だった」という事案もありました。ロシアのニュースでしたが、酔っぱらいはリラックスして体が弛緩して柔らかくなっているのでショックを吸収したみたいなことを言われていましたが、今回の件もその手のやつだったのでしょうか・・・?酔っぱらい恐るべしですね。
<ネタ元:Drinker fell off 12ft wall and carried on SNORING all the way through dramatic rescue>
By ono
強盗に失敗しがっかりするマイケル
■従業員がひるむまでは良かったが
おっちょこちょい。といういわけで、アメリカはウエスト・バージニア州はビーバーからのニュース。自分が吹き付けた催涙スプレーを自ら食らってしまった強盗が逮捕されております。
写真の男はマイケル・ケビン・メドース(43)。マイケルは先日ビーバーのルート19沿いにある調剤薬局にやってきました。ペイントボール用のマスクをつけ、迷彩柄の帽子とジャケットを身につけていたそうです。
男は店内にいた従業員をまずは鎮圧しようとして、持っていた催涙スプレーをカウンターに向けて吹き付けたのです。その時の監視カメラの映像がこちら。
プシューっと。
■まだトウガラシが漂ってた
マイケルは従業員がひるむのをみると、すかさずカウンターへ向かって突進しました。しかし、彼は大事なことを忘れていたのです。たった今自分が吹きかけた催涙スプレーが、まだ霧状になってそこに漂っているということを。
マイケルは前進した瞬間に思いっきりトウガラシの霧を吸い込んでしまい、悶え苦しむことになったのでした。ふらふらとよろめきながらも彼は店を逃げ出すと、外に待っていた共犯者の車(GMCのデナリ)に乗り込み、逃走していきました。
通報を受けて警察がすぐにやってきました。防犯カメラの映像と従業員の証言からすぐに彼らの車が特定され、それから間もなく、マイケルは強盗未遂の嫌疑で逮捕されたのでした。彼は現在州南部地域の刑務所に収監されており、10万ドルの保釈金が言い渡されているそうです。ちなみに、薬局に特に被害は無く、店内にいた人たちも怪我はなかったとのこと。
催涙スプレーの使い方にも知識がいるのね・・・。向かい風とかで使っちゃうとそれこそ自爆ですわよ!
<ネタ元:Hapless robber pepper sprays himself>
By ono
■つらい告白を少しでも柔らかく?
美味しそうだね!でも書かれているのは辞表っていう。アメリカはアリゾナ州からのニュースです。ケーキに書かれた辞表がとてもユニークということで話題をさらっております。
さて、この辞表(ケーキ?)を作ったのは、マーク・ハーマンさん。アリゾナ州のKOLD-TVでニュース番組のディレクターを務めています。今回の辞表について彼はこうコメント。
「このことを伝えるとみんなを失望させるということを自分でもわかっていました。それで、少しでも陽気でおどけた方法を考えたんですが、これはもうケーキしかないと思いました。ケーキをもらって悲しむ人はいませんからね。」だそうです。
■上司は大ウケ、作戦成功
イチゴのたっぷり入ったこのケーキを見て、彼のボス(女性)は驚くとともにとても喜んだそうです。
「彼女は笑って言いましたよ。”なんてこと!大笑いだわ!”ってね。ケーキは2時のニュースのミーティングの際に手渡して、みんなに辞意を伝えました。甘いケーキは、悪い知らせをまさに口に合うようにしてくれたんです。」
さて、書面(?)には上司や同僚への感謝などが書かれていますが職を辞することの理由などは特に触れていないため、どういった事情があったのかはわかりませんが、辞表という重たい通知がケーキのおかげでだいぶ和らいだものになったのは確かなようですね。
よくドラマなんかで辞表をもらった上司が「これは預かっておくよ」というシーンがありますが、さすがにこれは預かっておけないですね。生ものですし!うっかり食べちゃったりすると「あれ、辞表なんてあったっけ?」みたいになりそうです。
■昨年もあった「辞表ケーキ」
ちなみにケーキによる辞表と言えば昨年イギリスでも似たような事例があって話題になりましたね。こんな感じです。
こちらは手書きでよりケーキっぽいですね!イギリスのスタンステッド空港で働く男性が作ったもので、こちらの文面には「子どもができて、家族と過ごす時間を大事にしたいと思ったので」という感じで職を辞する理由が書かれてありました。クリス・ホームズさんという方なのですが、在職中からケーキの技術に定評があり「ミスター・ケーキ」と呼ばれていたこともあって、退職後はこちらを本職にしたいと考えているようですよ。だからこそケーキの辞表には意味があるんですね。
男性の方が辞職するというのは決して軽い決断ではない訳ですが、そこにユーモアセンスがあったりすると少しは和らいだ感じになるのかもしれませんね。でもこれ日本の役所とかでやっちゃうと「こんな辞表だと決済のハンコが押せないだろ!」と怒られそう。その際はハンコもイチゴジャムとかで・・・ダメかしら?
<ネタ元:This Guy Tendered His Resignation In The Sweetest Way Possible — With A Cake>