見つからないタイムカプセル、実は埋め忘れ
Time capsule for 400th birthday lost amid ‘chaos’
実は中を詰めてすらいなかったという…。アメリカはニューメキシコ州からのニュース。州都サンタフェの400周年記念事業で、担当者が50年前に埋めたはずのタイムカプセルを掘り起こそうとしたところ見つからず、実は当時埋めるのをすっかり忘れていたことが発覚するという事件がありました。
市の誕生400周年記念事業が現在サンタフェで企画されているわけですが、その一環として350周年のイベント時に埋めたはずのタイムカプセルを掘り起こそうという企画が持ち上がったのですね。しかし調査をしたところそのカプセルは実際には埋められておらず、中味すら詰めていなかったことが明らかになってしまいました。タイムカプセルとして当時150ポンド(約68キロ)のチューブ状のスチールの缶がエバーライン・インストゥルメンツ社に製造されされたのですが、どうも空のままオフィスのバックヤードに転がされていたらしいのです。
1960年6月19日の新聞には当時のレオ・マーフィ市長にタイプカプセルの目録を渡すLensicシアターのオーナー、ネーサン・グリーア氏の写真が掲載されており、そのキャプションにはこう書かれていました。
「このシリンダー(タイムカプセル)は記念式典の直後に埋設される予定。」
「カプセルは市役所の前に埋められ、50年後に掘り起こされるだろう。」
…やっちゃった…..。
元市長であるレオ・マーフィ氏によると、前回の350周年事業の経費をリストに落とした際にタイムカプセルの記載を忘れてしまったようだとのことです。
「それはもう混乱の日々、そして混沌の日々でした。タイムカプセルのことよりも祝典にかかる経費の赤字を埋め合わせるため知り合いに頼むことに集中していたのです。」
このカプセルはデュールズ・オフィス・マシーンズという店舗に置かれていました。オーナーのハロルド・デュール氏が記念品を詰める担当の一人だったためです。しかし記念品の収集は結局行われなかったため、仕方なくハロルド氏はカプセルをゴミ箱として使用していました。当時のことを振り返ってハロルド氏はこうコメントしています。
「上の部分を取っ払うとね、壊れないゴミ箱になったんだ。どんな犬もひっくり返すことはできなかったよ。」
…悲しすぎます!きっと何年かしたらビジネス書とかのタスク管理の項目で今回の事件がネタにされまくるのでしょう。
「あふれる仕事で手一杯になっていませんか?タスクの管理と分散を常に優先順位を持ってスケジューリングしましょう。そうでないと1960年の”サンタフェ・タイムカプセル埋め忘れ事件”みたいになりますよ!」
<ネタ元:Santa Fe Newmexican>
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