飛行機がパイロットをおいて離陸しちゃった
Plane takes off without pilot at vintage airshow
イギリスからのニュースです。タイトルを直訳すると、”ビンテージ航空ショーでパイロットの乗っていない飛行機が離陸”です。もちろんリモコン操作の無人機などではなく、単にパイロットが飛行機に乗り損ねただけです。…っておいおい!
場所はサセックス州のチチェスターにあるグッドウッド空港。事件を起こした飛行機はタイガー・モス・スタイルの1940年代モデルで、燃料を補給したばかりでした。この機体は最初にエンジンを始動させるためにパイロットが降りて自分でプロペラを回してやる必要があるのですが、どうもこの時に何らかのトラブルがあったようなのですね。プロペラが回り出すとそのまま飛行機は動き出し、景気よく発進、離陸してしまいました。パイロットは急いで乗り込もうとしたが間に合わなかったそうです。その後飛び上がった飛行機は200メートル程飛行して飛行場の端に立っていた木に激突。そこでようやく止まったのでした。
飛行場スタッフは急いで駆けつけ機体の炎上を阻止。奇跡的にも?だれも負傷しませんでした。今回のイベントはグッドウッドで定期的に行われているクラシックカーやビンテージの飛行機などを展示するショーで、会場には数百人が集まっていました。来場者の1人に引退した航空エンジニアのマルコム・フィリップスさん(67)がいたのですが、事故を起こした飛行機の写真を撮影したという彼はこうコメントしています。
「飛行機が暴れ出して、何百人もの人たちが一斉に逃げ出したよ。飛行機がどこへ飛んで行くかわからなくてね。人間なのか、他の飛行機なのか、それともクラブハウスにクラッシュするのかって心配だったよ。」
また、飛行機についてはこうも言っています。
「通常は、プロペラを回すときはハンドブレーキと輪止めをするんだよね。あと、スロットルが低い回転になっているのも確認しなくちゃいけない。何かがあきらかにうまくいかなかったんだね。輪止めを超えてしまったからね。スロットルが不安定になってたんじゃないかと思うんだけど。」
想像するとほんとにコントだろって感じなのです。あそこでパイロットの人が猛ダッシュして飛び乗って操縦桿を握ってたらヒーローだったんだけどね。先日ハドソン川に不時着した機長なんて比べ物にならないくらいのヒーローに。次こそは足腰を鍛えて追いついてほしいものです…っていうか誰かプロペラ回すの手伝ってあげようよ
<ネタ元:telegraph.co.uk>
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