5月

16

牛にオペラを聞かせて美味しいアイスを作ろう

By ono   2009年5月16日


Ice cream maker flies in Italian tenor to sing to cows

marcellobedoni_cow_1403821c_250.jpg なんだか以前にも似たようなニュースを記事にしたような…?さて、大昔のアイスクリームの作り方を再現するため、牛にオペラを聞かせるのにテノール歌手が呼ばれるという出来事がありました。イギリスから。
 牛に美声を披露している写真の男性はヨーロッパを代表するテノール歌手の1人、マルチェロ・ベドニさん。会場?となっているのはイギリスのランカシャー地方のとある牧場。牛達にオペラを聞かせると、というのは、とある100年前のジェラートのレシピに書いてある作業行程の一つ。今回はこの昔のレシピを忠実に再現してみたということのようです。このジェラートは今月にイギリスの「アントニオ・フェデリーチ」から発売されます。
 例のレシピを書いたのはアントニオ・フェデリーチさん。同じ名前だから創業者の方なのかな?イタリアのリビエラの近くに住んでいたという彼は自分の好きだったオペラを聞くことが、牛達にとっても同様に良いことだと考えていたようです。それは牛にエンドルフィンを出させ、自分たちが幸せに働く環境を作り、そうして生産されたミルクはレシピの重要な要素になるというのですね。今回、アントニオさんの孫にあたるフレデリックさんがこのレシピを再現することにしたのですが、こんなことを言っています。
 「私の祖父は、いつも搾乳の前に牛に歌を歌っていました。兄弟や私が子どもの頃に楽しんだジェラートの味を再現するために、我々は彼のレシピを忠実に再現することに固執しています。
 牛はリサイタルを楽しみます。それは彼らが生産するミルクの品質に反映されるでしょう。音楽の情熱は、製品にも表れます。だから我々はこの夏、アントニオ・フェデリーチ工場の中でも職員達のためにオペラの演奏を行う予定です。」
そして、牛のためにリサイタルを開いてくれることになったテノール歌手のベドニさんはこんな風に意気込みを語ってくれました。
 「コンサートを楽しみにしていますよ。牛達はとても優しい獣で、オペラを聞く良い耳を持っています。彼らのために心休まるアリアやナポリタンの曲を選びました。ワーグナーやカルミナ・ブラーナのような刺激的な曲は避けています!」

 そうそう、思い出した!以前紹介した記事は「牛と一緒に”モー…”と鳴くとミルクの量が増えるらしい」というニュースでしたね。今回のオペラともどこか通じるような。探してみたらYoutubeにその映像がありましたので、ぜひ下からテェックしてみて下さいませ!

 すごいシュールwww!何ていうか…いい声してますなあ…。本当にこれでアイスが美味しくなって売り上げが倍増したりしたら、みんな真似したら面白いのにね。北海道辺りでもやってみたら良いと思います。聞かせるとしたら何かしら?オペラって感じじゃないですよねー

<ネタ元:Telegraph.co.uk


5 Responses so far

マッサージしたり、牛に名前を付けてる牧場の方がミルクの収量が多いという話も聞いたことあるし、以外と繊細なのか。しかし、工場でやっても意味あるのか・・・バリーマニロウじゃないけど、HIPHOP好きの俺にとっては苦痛なんだが。

CDなどではなく、生歌を聴かせるというのがポイントなんでしょうかね。

>clydemender様
以前はウォーターベッドに寝せるといいなんてのもありましたね。とにかくいろいろと気を使っているみたいです。
でもおっしゃる通り、工場でやってもどうなの?って気もしますよね。
管理人もオペラよりはジャズとかメタルとかの方が…

>mikan様
やっぱり歌声を直接聞かせた方がなんだか良さそうですよね。
録音よりはライブで!
昔のやり方を再現するためにヨーロッパ屈指のテノールを呼ぶ程おじいちゃんの歌声が素晴らしかったのかどうかもちょっと気になるんですけど(笑)

オペラならともかく、
ハードロックなんか聴かせた日には反骨精神豊かな牛になって
美味しいミルクを出してくれないんじゃなかろうか。
「牛と歌」と聞いて「ドナ・ドナ」を思った私はこの方法には向いてませんね(笑)

>LIO様
動画の朗々とした歌声を聴くと、やっぱりミルク出すならオペラかなーなんて思いました。ロックでラウドな音楽だと牛が自由を求めて柵から逃げていきそうで恐いです(笑)
「ドナドナ」!牛肉が食べづらくなるという?噂の歌ですね。
今回は乳牛なのでちょっと安心です。

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