クリケットの球が鳩を直撃→即死

By ono 　　2009年6月3日

Tweet

■クリケットの試合で起きた惨劇
　というわけでイギリスからのニュース。野球と似ているけど微妙に違う、意外と世界中に競技人口の多いクリケット。その試合の最中にボールが鳩を直撃してしまうという事件があったようです。事件があったのはヨークシャー。リーズにあるヘディングリー・クリケット・競技場での出来事です。この日は「Twenty20」という短縮形式の試合が行われていたのですが、南アフリカの選手ジャック・ルドルフ（写真）はフィールド上に飛んできたボールをさばき、ウィケット・キーパー（野球で言う捕手）へと勢いよく返球しました。

■ジャックの送球は鳩を…！
　まさにそのとき、競技場の上空40フィート（約12ｍ）を鳩が飛んでいました。ウィケット・キーパーへと飛んだボールは偶然にもその鳩を直撃、鳩は地面へと墜落してしまったのです。即死だったようです。ジャックは鳩をつかむとそっとフィールドの外へ出してあげ、その後すぐに守備位置に戻りました。コメンテーターは一言、
　「鳩はもういません。ジャック・ルドルフはその手を血で染めたのです。」

■イギリスの国技
　イギリスの国技といえばクリケット、とよく言われるようです。ただ、人気的にはサッカーに押され気味のようですね。クリケットは途中にティータイム（！）があったり、ユニフォームが白のシャツとズボンだったりして、上流階級のスポーツというイメージが強いようです。逆にサッカーは「野蛮なスポーツ」的な言われ方をするとか。で、「日本クリケット協会」のHPを眺めていたのですが、「クリケットの特徴」のところを読んでびっくり。

「テストマッチといわれる国対抗の試合では、４～５日を費やして試合を行います。 また、近年、短い時間で行うワンデイマッチという試合が人気を集めていますが、その試合でも約７時間ほどかかります。」
「クリケットの他のスポーツにない特徴として、試合中のティータイムがあります。２デイマッチやワンデイマッチなど、試合時間の長いゲーム形式の試合のときには、２時間に１回、紅茶を飲みながら談笑するという優雅なひとときが訪れます。」

　…なんというのんき優雅なスポーツ…！でもすごくイギリスらしくていいですなあ。ハイライトでいいから一度観てみたいものです。

＜ネタ元：ANANOVA＞